近江鉄道に乗ってから、お宿のあるユビスステーションまでJR琵琶湖線、京都線、大阪環状線、阪和線を乗り継ぐのですが、時間にかなり余裕がありました。そこで気になっている駅に降りてみることに。
まずはJR京都線の山崎駅。京都と大阪の間に位置し、サントリー山崎蒸留所の最寄駅でもあります。また撮り鉄には有名なサントリーカーブのある駅として知られています。駅舎は京都府乙訓郡大山崎町にありますが、ホーム上を府境が走っており、ホームの一部は大阪府三島郡島本町にかかっています。1927年築の木造駅舎が残っています。この辺りは本能寺の変後の天王山の戦いの地としても有名です。
JR京都線で大阪へ出て、大阪から環状線に乗り天王寺へ。そして天王寺から阪和線で1駅目の美章園駅でおります。
美章園駅は高架線上の駅ですが、阪和線の前身である阪和電気鉄道が1931年に開業させた高架駅です。現在阪和線は天王寺から杉本町駅手前まで高架線になっていますが、1929年の開業当時はこの駅の少し先阪神高速14号松原線と交差するあたりまでが高架線で、現在でも高架橋の側壁の高さが違うので容易に区別がつきます。
昼間の停車列車は1時間に4本の鳳折り返しの普通列車のみなので、電車を待っている間に撮り鉄を試みます。
ちょうどやってきたのは引退間近の381系くろしお。現在は新宮行きのくろしおで使われていますが、北陸新幹線開業に伴う車両転配計画により今年秋頃に683系改造の289系電車に置き換えられる予定です。
つづいてやってきたのは関空特急はるか。標準レンズだとなんだか間の抜けた絵になってしまいます。そこでハタと思いついたのが望遠レンズの存在。バッグに入れてある望遠レンズに付け替えると…
おお、なかなかいいんでないの。
4両の区間快速でこの感じですから、8両編成の関空・紀州路快速ならいい絵が撮れそうです。
すぐ近くを近鉄南大阪線の高架線が横切っているので、近鉄電車との交差も撮れそうです。
美章園からは205系の普通電車に乗り、堺市で関空・紀州路快速に乗り換えてユビスステーションまで行きました。ちなみに堺市までの間に関空・紀州路快速と区間快速に抜かれました。急いでないからいいのですが…。