続いてやってきたのは佐渡奉行所跡。佐渡金山の存在により佐渡は江戸幕府直轄地となり、1603年に佐渡奉行所が設置されました。奉行所といえばTVドラマでもおなじみの江戸北町奉行・南町奉行所などが知られていますが、佐渡奉行所では奉行が在住したり、佐渡金山で採掘した鉱石を精錬して金銀を取り出したり、小判を製造したりしていました。その辺りがおなじみの町奉行とは違うところでしょうか。
1994年に史跡指定されたあと、2001年に役所部分が再建されて公開されています。
役所の奥に奉行の住居スペースがあったようで、まさに究極の職住近接です。
TVドラマなどでもおなじみのお白州。江戸では屋外にありましたが、こちらでは屋内にあったようです。役所部分だけではなくそのほかの部分も復原してもらいたいですが、なかなか難しいのでしょう。
奉行所をでて相川の街をしばらくぶらぶらしてみます。煉瓦塀に沿った道はガイドブックでもよく見る光景です。
高台にあるので、ふと振り返ると家並みの間から海が見えます。この景色。なんとなく癒されます。
しかしながら、本土よりかは気温が低かったとはいえ、夏の日差しが容赦なく照りつけるのでかなり体力が奪われます。ほぼ一日歩き回っていたので疲労が溜まってきました。相川の街を少し歩いただけで車に戻ります、時間も頃合いなので本日のお宿へと向かうことにします。
佐渡でのお宿はホテルファミリーオ佐渡相川。JR東日本グループのホテルです。全室オーシャンビューのお宿で、日本海に沈む夕日を楽しむことができます。この後の行程の都合上見ることはできませんが、部屋から見る日本海もいいものです。
汗を流し、喉を潤してちょっと休憩をしてから再び出かけます。