一ノ関からは0909発気仙沼行きに乗ります。ホームの駅名標にもピカチュウが。ここまでピカチュウ推しなのは、大船渡線で土休日に一ノ関ー気仙沼間で1日1往復、「POKEMON with YOUトレイン」使用による快速「ポケモントレイン気仙沼」号が運転されているからです。一ノ関ー気仙沼間の停車駅(一ノ関・陸中松川・猊鼻渓・摺沢・千厩・折壁・気仙沼)の駅名標はポケモン仕様となっており、さらに駅ホームにはポケモンたちが置かれています。
今回は時間が合わなかったので普通の気動車、キハ100型に乗車します。新幹線を降りた乗客は外国人を中心に平泉方面盛岡行きの列車に乗る人も多かったですが、気仙沼行きを待つ人も乗車位置に列を作っていました。かろうじてボックスシートを確保でき一安心。0909に一ノ関を発車。
この大船渡線は「ドラゴンレール大船渡線」の愛称がついており、使用される車両の側面にもイラストが描かれています。地図を見ていただくとわかるのですが、この大船渡線。不自然なぐらい蛇行しています。この蛇行は政治家による「我田引鉄」の結果だとも言われています。そしてその線形を竜に見立てて線路愛称がつけられました。その蛇行ぶりは乗車していると日差しの入り方でわかります。日差しの入る方向がしょっちゅう入れ替わるので、眩しかったり眩しくなくなったり結構忙しい路線です。
途中の摺沢駅のホームにポケモンの姿が。
ほとんどの乗客が気仙沼まで乗り通し、1034に気仙沼に到着。2/3ほどは改札口を出て駅の外へ行きましたが、残り1/3の乗客は大船渡線BRTの乗り場へ行き、列を作っていました。BRTは普通の路線バスなので、混雑するものと予想されますが、とりあえず改札口を出ます。
東日本大震災で被害を受けたJR山田線釜石ー宮古間が復旧し、三陸鉄道に移管されて4月に開通し、三陸の鉄道がつながったので乗りに行こうと、海の日の三連休にでかけました。
今回使用したのは「三連休東日本・函館パス」。東日本会社線全線と函館付近の北海道会社線、道南いさりび鉄道、三陸鉄道、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行、伊豆急行、えちごトキめき鉄道直江津ー新井間で利用できるきっぷです。新幹線などに乗るときには特急券が必要ですが、お得に東北を旅することができます。
7/13の早朝に東京駅へ向かい、0600発のはやぶさ・こまち45号のこまち側に乗車します。新幹線下車駅は一ノ関なのですが、やまびこ号に東京から空席がなかったので、こまち号に仙台まで乗り、仙台からやまびこ号に乗り換えます。東京駅を定刻に発車。
はやぶさ号は満席のようですが、こまち号は余裕があります。大宮でも隣は乗ってきませんでした。東京駅で買ったお弁当で朝ごはんを食べてから、車窓を眺めます。宇都宮からは320km/h。東京は曇り空でしたが、北上するにつれて晴れ間も見えてきました。
はやぶさ・こまち号だと仙台はちょっと油断していると、あっという間に着いてしまいます。0732に晴れ間もみえている仙台に到着。
発車してゆく列車を見送ってから、新幹線コンコースへ下りてしばし休憩。30分の待ち合わせは長いかなと、思っていましたが、用を足したりしているとあっという間に過ぎました。
仙台からは東京駅を4分後に発車したやまびこ41号に乗ります。仙台からは指定が取れたこの列車は、定期列車では東京から仙台に最初に着く列車。仙台での下車も多いですが、仙台から乗る人も多く空席は少なかったです。0801に仙台を発車。
乗車は一ノ関までなので車窓を眺めて過ごします。後続のはやぶさ・こまち1号を古川でやり過ごし、30分ほどの乗車で下車駅の一ノ関には0836に到着します。
ホームからコンコースへ降りると、ピカチュウがお出迎えしてくれました。