気仙沼駅で一度改札口を出ます。4年前にやってきた時とほぼ同じですが、なんとなく駅前が広がったような気がします。駅前を少し歩いて戻ります。
気仙沼からは1050分発盛ゆき大船渡線BRTに乗ります。こちらは気仙沼線BRTですが、東日本大震災で津波の被害を受けた大船渡線と気仙沼線の復旧手段として線路敷きをバス専用道に変えて路線バスを走らせています。この気仙沼線からのバスが発車してからすぐに大船渡線のバスもやってきました。
乗車する前にホームのポケモンたちを。乗車するとすでに座席が埋まっていたので運転席の近くに立って前を見ながら過ごすことにします。ポケモンたちに見送られて気仙沼を1050に出発します。
気仙沼から鹿折唐桑までは旧大船渡線の線路敷きを転用したバス専用道を走ります。鉄道感の残る道路をバスは走ってゆきます。
単線の線路敷きを転用しているので所々でバスがすれ違えるようになっています。信号もついていてバスを検知して前方の道路に支障がないと青になるところも鉄道らしい感じです。鹿折唐桑からは一般道へ。基本的に国道45号線を走って行きますが、4年前にはなかった高規格道路のバイパスもできており、バスはそこを走ってゆきます。国道45号線を走り、バスが陸前高田市街へ差し掛かると、
見えてくるのは震災遺構として残されている旧気仙中学校の校舎。津波は3階部分まで襲い、窓ガラスなどもほとんどなくなっている様子がバスの車内からも見られます。
奇跡の一本松駅周辺は高田松原津波復興祈念公園として整備が進められており、津波で被災をした道の駅高田松原や陸前高田ユースホステルの建物とともに将来的には見学できるようになるようです。
一方で、陸前高田市の中心部のかさ上げは一部で終了しており、新しい道路と街並みが整備されて、家々も立ち始めているといった状況です。陸前高田駅もバスターミナルが整備されたほか、震災前の駅舎を再現した駅施設も整備されていました。まだまだ空き地が多いですが、これから少しずつ賑わいが戻ってくるのでしょう。
陸前高田市街地を抜けて小友駅付近からバスは再び専用道を走ります。車内の動きはほとんどなく、気仙沼からの乗客はほとんどが盛まで乗り通すようです。専用道を走っているのですが、所々で路面が荒れている部分もあり、バスは時折徐行したりして走ります。
ほとんどの乗客が乗り通して1158に盛駅に到着。ずっと立ったままだったので少し疲れました。お昼時で1時間ほど時間もあるので、4年前にきた時にも行った近くのショッピングセンターのスーパーへお昼ご飯を仕入れに行きます。