新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2021夏〜12

2021-08-08 10:02:34 | 旅行

新夕張からの折り返しは、先ほど乗ってきた普通列車の折り返しの千歳行きに乗ってもいいのですが、すぐ後に特急とかち6号がやってくるので、そちらに乗車。1255に新夕張を離れます。時間もちょうどいい列車なので、自由席は混雑していました。次の追分までですが空席に座って過ごします。再びの追分には1314着。

乗り換えの苫小牧行きは到着ホームから発車なので、そのままホームで待ちます。ホームには追分町時代の看板もありました。1334発苫小牧行き普通列車は立ち客もある混雑。とりあえず空いている席に座ります。やはり青春18きっぷシーズンだからでしょうか。
早来では小学校低学年ぐらいの女の子4人組が乗車。ホームには母親らしき人が数人いました。子供だけで初めての冒険なのでしょうか。次の遠浅で下車して行きましたが、高学年ぐらいのお姉さんが出迎え、ちゃんと運賃を一人づつ払って降りていました。普段あまり列車に乗る機会もないでしょうが、夏休みの思い出になるといいですね。

千歳線と合流する沼ノ端で下車する人も多く、精算に手間取り、苫小牧には4分遅れで到着。この後の東室蘭行き普通列車に乗り継ぐ人も多くほとんどがホームに残っていました。

こちらは一足先に1417発函館ゆき特急北斗14号に乗り継ぎ。指定席を取っていたのですが、車両端の座席にも関わらず隣にはすでに人が。それだけ乗っている人も多く、連休で人流が出ていることを肌で実感します。

今日の宿泊地は函館ですが、まだ函館には向かわずに1453着の東室蘭駅で下車。室蘭までの支線を往復します。

乗り換えの1500発室蘭行きはJR北海道の新型車両H100型。電気式気動車と呼ばれる車両で、発電エンジンで起こした電気でモーターを回して走る仕組みの車両です。JR東日本の新潟・秋田地区に投入されたGV-E400系と共通設計になっているので、単独で投入するよりもコスト安になるため、JR北海道に残るキハ40系気動車の置き換え用に増備されています。共通設計とはいえ、北海道独自の装備も備えており、兄弟車両といったところでしょうか。乗客的には綺麗な車両であると同時に冷房が入ったことが嬉しい知らせではないでしょうか。特に猛暑にはありがたいと思います。

ステンレス車両のアクセントとなる側面の帯はJR北海道のコーポレートカラーの萌黄色のラインが入っており、トイレや機器室のある窓のないところにはこの車両の愛称DECMOのロゴが貼られています。
乗車した印象はなんだかJR東日本エリアに戻ってきた感じで、JR東日本の車両のエッセンスがあちらこちらに感じられます。発車すると一定のディーゼルエンジンの駆動音の中にVVVF車両特有のモーター音が混じる、なんとも言えない走りでした。東室蘭ー室蘭間は駅間も短かく、あまり速度もあげないので高速走行をする同車の走りを見てみたいです。

1512に室蘭に到着。室蘭駅はこの30年で移転をしているので、新しい駅に降りるのは初めてです。

現在の室蘭駅は東室蘭方に1.1km寄った場所に1997年に移転した駅で、頭端式のホーム1面2線の駅となっています。駅前広場も大きく取られていますが、全体的に閑散とした印象が残りました。

1912年に建設された旧室蘭駅の駅舎はそのまま残されており、室蘭市観光案内所が入っています。30年ほど前、初めて室蘭駅に降りた時にはこちらの駅舎であり、道路を挟んだ反対側の階段から駅舎を見下ろす形で撮影した記憶があります。その階段もちゃんと残っており、記憶が一気に戻りました。ここではマンホールカードをいただいて戻ります。思い出の階段にも行ってみたい気もしましたが、列車の時間が迫ってるので後ろ髪を引かれる思いで駅へと戻りました。