新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

越後会津の休日2017〜5

2017-05-26 19:20:33 | 旅行

新津鉄道資料館を後にして磐越道新津インターから高速に乗ります。高速に入る前に600km近く走っているので給油を済ませておきます。会津若松まで磐越道は対面通行の2車線道路なので、事故を起こさないように慎重に走ります。お昼も過ぎお腹も空いたので阿賀野川SAでお昼ご飯を食べ、福島県に入った西会津PAで時間調整とトイレ休憩。PAから雪化粧の飯豊連峰が見えました。

会津若松インターからは片側2車線となります。ここからは勝手知ったる道。しかし横風が強くハンドルを持っていかれそうになるので慎重な運転は続きます。磐梯山が見えてきてお馴染みの風景が広がる中走り、猪苗代磐梯高原インターで高速を降りて2日間お世話になるホテルリステル猪苗代へ。14時過ぎの到着となりましたが、チェックインだけはやってもらえました。部屋に入れるのは15時過ぎからなので、その間を使って近くの観音寺川の桜を見に行くことにします。

観音寺川の桜は猪苗代町川桁地区を流れる観音寺川の両岸に植えられた桜並木で、東北桜の札所11番に選ばれています。ちょうどゴールデンウィークのあたりに満開を迎えるのですが、昨年はちょっと時期が合わず見られなかったのですが、今年は満開の桜並木を見ることができました。

桜は満開を迎えていますが、磐梯山はまだ雪をかぶった姿。桜と雪を一度に見られるのはここの特徴かもしれませんね。満開の桜に囲まれた磐梯山の姿です。

この観音寺川は護岸工事をしておらず、ほぼ昔のままの川の流れを保っていることから、土手の緑と満開の桜の対比が楽しめます。ゴールデンウィークともありかなりの賑わいを見せていました。

ソメイヨシノの他にもエドヒガン、シダレザクラ、ヤマザクラなどが植えられているので、色の対比なども楽しめます。

JR川桁駅前の旧日本硫黄沼尻軌道の駅跡にはヤエザクラが見事に満開を迎えていました。わが町浦安ではソメイヨシノとヤエザクラの満開には2週間ほどの差があり、2度お花見を楽しめますが、こちらではほぼ同時に満開を迎えるようです。
お花見を楽しんでホテルへ戻るとちょうどお部屋に入れる時間。鍵を受け取って2日間のお部屋に入りくつろぎました。

 


2017ブルーリボン賞、ローレル賞

2017-05-24 19:39:48 | 鉄道

鉄道友の会選定のブルーリボン賞、ローレル賞の2017年の受賞車両が決定いたしました。

ブルーリボン賞
九州旅客鉄道BEC817系電車「DENCHA」

ローレル賞
東日本旅客鉄道E235系電車

えちごトキめき鉄道ET122系1000番台「えちごトキめき雪月花」

静岡鉄道A3000形電車

ブルーリボン賞のBEC817系電車は交流架線式蓄電池電車で、国鉄から承継した気動車の老朽化の置き換え用に開発された電車で、架線下では普通の電車と同じくパンタグラフからの集電により走行し、非電化区間では車両に搭載された蓄電池により走行する電車です。直方車両センターに配置され筑豊本線若松ー折尾間で蓄電池走行をしています。2015年に直流架線式蓄電池電車であるJR東日本のEV-E301系がローレル賞を受賞していますが、当車両は交流電車ということで受賞に至りました。
ローレル賞のE235系は山手線の新型電車で、「サスティナ」と呼ばれる新ステンレス構体を本格的に採用した車両であり、また安全、安定輸送を基軸に新技術を取り入れて製造された車両で、今後の通勤電車の標準となることから受賞しました。東京総合車両センターに量産先行車が配置されデーター収集を行いながら営業運転をし、5/22から量産車の第2編成が営業運転を開始したタイミングでの受賞となりました。
えちごトキめき鉄道のET122系1000番台はえちごトキめき鉄道で走るリゾート列車で窓の大きな車両としても特徴的です。車両の製造に際しては新潟産を意識し、車両に使われる金属加工部品は燕三条製、1号車客室壁は越後杉のツキ板、デッキやカフェバーの床板には新潟産の安田瓦の床陶板が使用されています。また車両の製造も新潟トランシスが担当。車内で供用される食事や飲み物も新潟産にこだわった、まさに地産地消の列車となっています。その点も評価されて受賞に至りました。
静岡鉄道A3000形電車は同社の1000形電車置きかえ用に製造されています。軽量ステンレス製の車体ですが、各編成は静岡にちなんだカラーでラッピングされています。技術的には既に使われているものがほとんどですが、その成熟された技術を静岡鉄道の運行形態や路線にマッチングさせて仕上げている点が評価されて受賞に至りました。

以上が2017年のブルーリボン賞、ローレル賞受賞車両でした。 


越後会津の休日2017〜4

2017-05-22 20:56:41 | 旅行

新津駅東口に止めている、すっかりあったまってしまった車に乗り込み新津インター方向へ車を走らせます。そして着いたのは新潟市新津鉄道資料館。

合併前の新津市のころから市が設置している鉄道資料館で、鉄道の街新津らしいです。この資料館は旧国鉄新潟鉄道学園の建物を利用しており、新潟市の公民館施設新津地域学園に併設される形になっています。
館内は鉄道の街新津らしく豊富な実物資料が展示されており、体系的に鉄道を学ぶことができます。

こちらは国鉄時代の自動券売機。入場券のみ発売した単能式と近距離切符を発売している自動券売機です。この形の券売機を使ったことがあり、子供だったのでこどものアクリル板をめくってボタンを押していました。

こちらは新幹線の部品。鼻の部分です。左が0系新幹線の前頭部、右がE1系新幹線の前頭部カバーです。その奥はE1系Maxのロゴ。引退時のロゴです。

こちらは200系新幹線の部品。グリーン車の外板や車内のご案内、また出入り口についていたLED式案内表示なども展示されています。

現在はJR西日本山口線でSLやまぐち号を牽引しているC57 1号機。1954年から1972年まで新津機関区に在籍し、1972年5月の新潟植樹祭の際にお召列車牽引を務めています。その際の装飾を施した模型が展示されていました。ちなみに現在のC57 1号機はこの時に整備された装飾などが残っています。

国鉄特急電車の運転席下に輝いていたJNRマーク。実物を見ると結構大きいものです。
実車も保存されており屋外に展示されています。

200系新幹線電車。K47編成の東京寄り先頭車の221-1510。200系新幹線電車は鉄道博物館にも保存されていますが、この車両はリニューアルを受けた車両で、唯一の保存車となっています。

C57 19号機。この車両は新津機関区に長く配置されていた機関車です。

485系特急電車、クハ481-1508。新潟車両センター所属のT-18編成の新潟寄りの先頭車で、北陸新幹線開業まで活躍していた車両です。運転席上部のヘッドライトが2灯装備された形状で、1974年に北海道向けとして製造され1975年から1980年まで札幌ー旭川間の特急「いしかり」で運用されていました。しかし、北海道の雪は想像以上で781系投入後は本州へ渡り日本海縦貫線で使われていました。末期は数少ない国鉄特急色を維持していた車両として注目を集めていました。

DD14型ロータリー式除雪機関車。長岡車両センターに長く配置され、新潟地区の降雪路線で除雪作業に従事していました。末期は信越本線黒姫ー直江津間で除雪に使われ、北陸新幹線開業による同区間の第三セクター鉄道転換により廃車されて当地に保存展示されています。

館内にはSLばんえつ物語号関連の展示もありました。実際に使われたヘッドマークです。
市が運営している資料館とはいえかなり内容の濃い鉄道資料館でした。かつての国鉄の教育施設ともあり、鉄道員が実際に教習で使っていたと思われるものも展示されており、なかなか興味深かったです。お昼前に資料館を出て会津を目指します。
 


越後会津の休日2017〜3

2017-05-21 20:52:35 | 旅行

会津若松ゆきの列車の先頭から前面展望を楽しみながら新津駅に近づくと今までの鉄道車両にはないデザインの列車が止まっているのが見えます。

そして駅に進入するとホームは人でいっぱいの状況が見てとれます。そんな中でも定刻に列車は到着。ホームに降りてこちらもカメラ片手にホームを歩き回って撮ります。

到着してまだ間もないので、パンタグラフが上昇しています。

先頭車の部分には1番線側も2番線側もギャラリーが集まっていました。

こちらはラウンジカー。上野駅ではこの車両から乗車するようです。窓のデザインが独特です。
ひとしきり撮ると、列車のパンタグラフが降下しました。新津運輸区への入れ換えにはハイブリッドモードで走るようです。運輸区には架線がないので当たり前なのですが。入れ換えに発車する様子は動画で撮影。モーター音を響かせて発車して行きました。そしてすぐにSLばんえつ物語号が3番線に到着。四季島とSLばんえつ物語が運転される時にはSLばんえつ物語が3番線に着線変更になるようです。

ホームを変えてSLばんえつ物語号とTRAIN SUITE四季島の出会いを狙いますが、かなり離れた線路に入ったのでホームからは狙えませんでした。SLばんえつ物語の発車シーンを動画で撮影してから一息いれるとすでに10時10分過ぎ。密度の濃い30分でした。


越後会津の休日2017〜2

2017-05-21 11:04:34 | 旅行

新潟駅近くで朝ごはんを食べてもSLばんえつ物語号までしばし時間があります。そこで越後線の列車に乗って新潟近郊の内野駅まで往復することにしました。

新潟0743発吉田行きに乗ります。115系置き換えに製造された新型電車E129系の6両編成でした。朝の輸送用に6両編成と思われますが、連休2日目ともあり部活動か補習授業かに向かう高校生がちらほらと乗っている程度でした。東京近郊を走るE233系と変わらない乗り心地で内野駅に0807着。

ホームに降りると八重桜が満開に咲いていました。駅前を少し歩いただけですぐに新潟へ戻ります。0821発の電車で新潟へ。この車内で「四季島」の話をしている人がいたのですが、この時には気にもとめませんでした。新潟には0843着。ばんえつ物語号を待ちます。

9時ごろにSLばんえつ物語号はEF81型電気機関車に牽引されて入線。もちろん主役のC57 180号機はしんがりにしっかりとついています。到着すると乗客と見物客が記念撮影を始めます。その隙間をぬって機関車の撮影。そのあとはなるべくギャラリーが入らないようにして撮影します。

SLばんえつ物語の発車するホームには横断幕とタペストリーが常備されています。そのタペストリーをC57 180号機をバックにして撮ってみました。

イベント列車や臨時列車にはつきものとなってきた駅員さんによる横断幕のお見送り。SLばんえつ物語号でもあるようで、駅員さんが向こうを向いているところでパチリ。これなら大丈夫ですよね。
SLばんえつ物語号の前を走る0918発会津若松行きで新津へ先行、新津駅でばんえつ物語号の到着風景を撮ることにします。この列車は妙に混雑しており、カメラを持った撮り鉄くんの姿も。ちょっと気になったのでiPhoneで調べて見ると、今日は5/1に上野を出発したTRAIN SUITE 四季島の4日目にあたり、その4日目の朝にあつみ温泉駅を出発し、0930ごろに新津駅に到着するスケジュール。乗車している会津若松行きの新津駅到着は0938。これはSLばんえつ物語号どころではないぞと思いながら会津若松行きに揺られます。