ゴジラ キング・オブ・モンスターズを見て来た

 昨夜は21:00過ぎからゴジラ キング・オブ・モンスターズを
息子達と見に行ってきた。

 従来なら隣町の直方のTOHOシネマで見るのだが20:00過ぎの
上映は日本語吹き替え版しかなく、次男の部活の関係で帰宅時間も
微妙なため21:00過ぎからの上映で字幕版で見られる中間まで行
く事にしたのだった。

 まだ公開2週目という事だからネタバレになるとマズいので敢え
て詳細なストーリーは書かないが、これまでのハリウッド版ゴジラ
を比べると一番面白いできだったといえるだろうし個人的に最も楽
しめた気がする。

 予告編を見ると火山の上にキングギドラがいたので火山から出現
したのかと思ったりしたが南極の氷の下で眠っているのを復活させ
る形になったわけで予想と違う部分がかなりあったし、特にキング
ギドラが壁画などからGMKのような地球産の怪獣かと思っていた
のだが宇宙怪獣だったという事が分かった。

 そのキングギドラの呼称が‘モンスターゼロ’だったのを聞いて
怪獣大戦争でX星人が‘怪物ゼロ’と言っていたのを思い出したし、
ゴジラが棲息する海底洞窟に人類がかつていた事を示唆する神殿は
海底軍艦のムゥ帝国か!と思ったものだ。

 またゴジラが最終決戦で全身を赤く光らせてパワーアップした姿
などvsメカゴジラやvsデストロイアのバーニングゴジラを髣髴さ
せるなど、あらゆるシーンで日本のゴジラの名場面を思い起こさせ
る部分があったし主役格のラッセル博士一家が5年前にゴジラとム
ートーの戦いで息子を失ったというのは平成ガメラの比良坂姉弟を
思い出す。

 さらにBGMの面でも伊福部昭の‘ゴジラのテーマ’や‘ゴジラ
の脅威’だけでなく、古関裕而の‘モスラの歌’のインストゥメタ
ルまで流れるのだから怪獣映画好きにはたまらないし、いかに怪獣
映画のBGMが作品の雰囲気に影響を与えるか分かるわけで監督の
マイケル・ドハティの日本の怪獣映画へのリスペクトが分かる。

 98年のローランド・エメリッヒ版GODZILLAでは日本版ゴジラ
とは似ても似つかわない姿や戦闘機のミサイルで退治されたのには
ガッカリさせられたし、怪獣は巨大生物で人類の手によって倒され
るものというハリウッド的な解釈では日本人が納得するようなゴジ
ラは作れないだろうと思っていたのだが今回のゴジラ キング・オブ
・モンスターズは約20年目にして日本のバックボーンを理解した
ハリウッド版のゴジラではないだろうか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (こうちゃん)
2019-06-12 00:55:56
私も鑑賞しました。映画の出来としてはまずまず、という感があります。映像のクオリティーは流石、と言う感じでしたが俳優陣がインパクトに欠けた分だけ面白味がなかったなぁ。個人的にはそう不満はないけど、満足も出来ないと言った所です。
 
 
 
たしかに (こーじ)
2019-06-12 22:28:19
>こうちゃん様
 たしかに俳優という面では渡辺謙のインパクトが強かった以外、他の俳優の影が薄かったですね。

 キングコング・髑髏島の巨神のサミュエル・ジャクソンやジョン・グッドマンのような俳優がいないのが痛いですよね。

 吹き替え版になると芦田愛菜でしたから字幕に拘ったのですよ。
 
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