和気、11回TKO負けで王座逃す 4度ダウンも前出続けた
今日 大阪で行われたIBF:Sバンタム級タイトル決定戦は1位の
和気慎吾が2位のジョナサン・グスマンに11Rにレフェリーストップ
のTKO負けでタイトル奪取ならず。
東洋太平洋タイトルを奪取した後5度の防衛に成功し挑戦者決定
戦に勝って1位に上がっていた和気が21戦21勝全KOのグスマンの
強打をいかに封じるかが焦点の試合だったが、1Rこそ左ストレー
トを打ち込んで好調な出足を見せたものの終盤には早くも距離を
詰められる。
こうなると低いガードが気になるわけで実際に思いっ切り振り
回すグスマンのパンチに押され始め、2Rにバッティングで右目
下を切って集中力を欠いた直後に左フックで膝をつくダウンを
喫する。
これで波に乗ったグスマンは2R終盤に連打で2度目のダウンを
奪うと3R終了間際に左フック、5Rには右ストレートでダウンを
奪って完全にペースを掌握。
和気も6Rから反撃しカウンターを決めると7Rには左ストレー
トをヒットしグスマンの動きを止めるなど健闘を見せたがグス
マンは要所でカウンターをヒットしてペースを渡さない。
6R以降は挽回を図る和気の反撃をグスマンがスタミナを温存
する形でカウンターを決める展開が続き、11Rに両目が塞がって
打たれ続けた和気をレフェリーがストップし勝負は決まった。
21戦全勝全KO勝ちというグスマンの実力は本物で和気も必死に
頑張ったが、地力の差という形に終わった。