柔道グランドスラム2010東京大会 終了

穴井と田知本姉妹が優勝…柔道グランドスラム(読売新聞) - goo ニュース

 11日から行われていた柔道グランドスラム2010東京大会が今日終わり、男女
7階級づつ合計14階級で男子は100㌔超級を除く6階級を女子は63㌔級と
78㌔級を除く5階級で優勝し11階級を制覇した事になる。

 9月の世界選手権に続いての好成績だから喜ばしい事だが、最重量級である
男子100㌔超級で世界ランキング1位のテディ・リネールが不在にも拘わらず世界
選手権の無差別級王者の上川大樹が3位に、全日本選手権覇者の高橋和彦が
肘を痛め決勝を棄権して準優勝に終わって制覇し損ねたのが大いに気になる
ところだ。
 
 更に90㌔級世界ランク1位の小野卓志がベスト8で一本負けを喫するなど世界
選手権に続き優勝を逃して大きな舞台での勝負弱さというイメージを払拭する事が
できなかった。

 一方で100㌔級の穴井隆将は何とか優勝し昨年のこの大会やアジア大会での
準優勝というここ一番で勝てないというイメージを今年の世界選手権に続き払拭
する事には成功したが、大きな大会での優勝は日本開催の大会で11月のアジア
大会のようなアウェーでの試合で きっちり勝ってこそ本当の強さが証明されるので
来年の世界選手権がロンドン五輪での試金石になるだろう。

 女子は軽量級の層が厚く誰が代表になっても勝てそうな雰囲気だが78㌔級は
阿武徳子の引退後に絶対的な後継者が育ってないのが気になるところだし、78㌔
超級でも杉本美香が初戦で敗れるなど不安定さがあるのはいただけない。

 従来なら五輪中間年の今年は世界選手権がなくアジア大会ぐらいだったのが、
北京五輪後から世界選手権が毎年開催されるようになったし世界ランキングで大
きなポイントを貰えるグランドスラムもあるので9月に世界選手権、11月にアジア
大会と4ヶ月に3つの大きな試合が入る事になった。

 こうなると五輪出場には ほとんど関係ないアジア大会に力が入りづらくなるのは
当然だろうし、一方で韓国などはアジア大会優勝でも兵役免除が来るのでアジア
大会が不振になっても仕方ないかもしれないと思ってしまった。

 ちなみに今大会を中継したのがTV東京。
 3日間のうち週末の2日間は16:00から予選のダイジェストを しっかり中継して
いたし、放送時間も2時間近く取り系列の衛星放送であるBSジャパンでも地上波
終了後に再放送をしていたのが印象的だ。

 つい2ヶ月前の世界選手権では お台場TVが系列のBSでも録画中継すら一切
やらず予選ダイジェストもない、中継自体も1時間半にも満たない最低最悪の
中継をしていたのと対照的だった。
 
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