女子フィギュアスケート年齢制限を上げるか?コンパルソリーの復活か?


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/numberweb/sports/numberweb-852204

 最近のフィギュアスケート女子シングルはロシア勢のミドルティ
ーンが席巻している感じで、絶対女王と呼ばれたイリーナ・スルツ
カヤが届かなかった五輪金メダルをソチ・平昌・北京と3大会連続
で取っているだけでなく平昌と北京は1・2フィニッシュという凄さ。

 とはいえ今回の北京では共に17歳で平昌の金メダリストのアリー
ナ・ザギトワは15歳、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワは18
歳、更に措置の金メダリストのアデリナ・ソトニコアも17歳で北京
の優勝候補筆頭だったカミラ・ワリエワも15歳と低年齢化が目立ち
1度メダルを取れば用済み的な使い捨て感が強いのも事実。

 あまりにもミドルティーン勢が凄すぎて20歳を越えると出場でき
ない的な雰囲気になっており、これはフィギュアスケート界にとっ
て決していい事ではない。

 というのも女子シングルはカタリナ・ヴィットに代表されるアー
ティスティックな要素が重要視され、男子並みの難易度の高いジャ
ンプをガンガン決めるような競技ではないというものだった。

 これ88カルガリーのOPとFSで伊藤みどりが3回転ジャンプを全て
決め最終的に5位に入った時に3回転ジャンプを跳ばなかったヴィッ
トに記者会見で‘3回転ジャンプを跳んでない’という記者に対し‘フィ
ギュアスケートは3回転ジャンプを跳んでナンボという競技ではない’
とキッパリ言った事が女子シングルの価値観を表している。

 だからか92アルベールビルでもトリプルアクセルを伊東みどりが
決めたにも拘わらずSPの転倒が響いて銀メダルで、アーティスティ
ック系のクリスティ・ヤマグチが金メダルを獲得している。

 確かに難易度の高いジャンプというのは体の軽い10代の方が成功
確率は高く、必然的に体重が増える20代以降難しいジャンプは跳び
づらくなっている。

 だから現在のロシア勢は難易度の高いジャンプを多く入れたプロ
グラムが多く、20代の選手にできるのか?という疑問もわく。

 今回ワリエワがドーピング騒動に巻き込まれた事で未成年の免責
的な話が出ているので、国際スケート連盟は年齢制限の引きあげを
検討しているらしく低年齢化に対する歯止めの流れだという事だろ
う。

 もしくは規定演技=コンパルソリーを復活させるのか?

 コンパルソリーは年季がいる一方で地味という事から88カルガリー
の後に廃止されているのだが、カルガリーでは14歳の八木沼純子が出
場できたのもコンパルソリーがあったからではないかと思ったりする。

 行き過ぎた低年齢化を防ぐためには年齢制限の強化、コンパルソリ
ーの復活と案はあるのだが女子シングルを難易度の高いジャンプより
アーティステックな要素を重要視する採点基準にできればそれが一番
だと思うのだが・・・

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