バックトゥ・ザ・フューチャーと平成ゴジラ

　PCが壊れている間の9月3日から5日までの3日間、
NHKのBSー２でバックトゥ・ザ・フューチャーの3部作を
OAしていた。
　当然見たのだが、最初の作品は劇場で見れなかった
ものの、２と３は劇場で見た。
　そして思い出したのがゴジラVSビオランテの監督を
した大森一樹監督のコメントだ。
　ゴジラVSビオランテと同時期に上映されていたのが
バックトゥ・ザ・フューチャー２だった。
　バックトゥ・ザ・フューチャー２を見に行く人達が
ゴジラより多いというのを見て’このアイデアをゴジ
ラに使えないだろうか？’と思ったそうだ。
　そこで次作ゴジラVSキングギドラを制作したときに
タイムマシンを使ったアイデアを流用したらしい。
　実際VSキングギドラでは、未来人が出てきて過去の
世界に行ってゴジラになる恐竜を別の場所に移動させ
る事によって被爆させないようにして、ゴジラの存在
を消すという計画を立てる。
　これなど完全に、バックトゥ・ザ・フューチャーの
影響ではないか！
　これを盗作などと貶めるつもりはない。
　むしろゴジラ史上例を見ないアイデアにより、作品
世界が広がった感が強いのだ。
　平成ゴジラシリーズは、このVSキングギドラから一
気に華やかになったのだが、｀他の作品の面白いアイ
デアを流用してでも’という制作者達に視野の広さが
あったのが理由でもある。
　なお当時バックトゥ・ザ・フューチャーシリーズで
タイムマシーンを開発したドク役を、演じられる日本
人は、仮面ライダーシリーズで死神博士を演じた天本
英世ぐらいか・・・・・と言いながらお客さん達と盛
り上がった覚えがある。