2012選抜高校野球 第2日

神村学園、石巻工に逆転勝ち=九州学院、健大高崎も2回戦へ―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース

 今日最大の注目は第2試合の天理-健大高崎。
 昨夏開幕戦で今治西に9回に逆転勝ちし2回戦では横浜と激闘を演じたメン
バーが残る健大高崎と最多出場を誇る天理との対戦。


 機動力を駆使していきのいい野球をする健大高崎に対して前日の浦和学院
同様 最近の甲子園で今ひとつ勝ち運に恵まれない天理の対戦だから白熱した
一戦になりそうだが、天理投手陣が健大高崎の機動力を封じられるか。


 第1試合は女満別の二階堂が九州学院打線を どこまで抑えられるか?

 九州学院は‘自作自演’とも言える もつれた試合が多いだけに女満別が付け
入る隙はあるが、それまでに二階堂が どこまで踏ん張れるか。


 第3試合は九州王者の神村学園が21世紀枠の石巻工の挑戦を受ける。

 昨夏のメンバーが残るなど自力は はるかに神村が上だが震災被災という
苦難を克服した石巻が場内の判官びいきのムードに乗ると思わぬ展開になる
可能性もある。


 第1試合:九州学院 6-0 女満別

 1回に九州学院は1番が粘って歩き盗塁すると3番がヒットで1・3塁から4番は
三振
したものの5番が四球で満塁から6番と7番の短長打で4点を先行すると、
2回にも1番
が2ベースで出塁し1アウト後3番のタイムリーで5-0とリードを
広げる。


 女満別も1回に2アウトから3番が2ベースで出塁するものの4番のヒット性の
打球を
ショート・溝脇のファインプレーで阻まれ、2回以降も3イニングを除いて
ランナーを
出すが大塚が要所を締めるピッチングに阻まれる。
 
 九州学院も3回以降も5回と8回以外は毎回ランナーを出すが6回に1番の
タイムリーで
1点を追加したのみで9残塁は効率的ではない。

 二階堂の立ち上がりに5点を奪った九州学院の速攻が勝負を決めた形だ。

 第2試合:天理 3-9 健大高崎

 1回に高崎は1番がヒットで出塁し盗塁するがキャッチャーからの牽制に刺さ
れると
天理も その裏に1番が歩きバントと内野安打で1・3塁から1塁ランナー
が仕掛けた盗塁
をキャッチャーが刺すなど両チームのキャッチャーの送球で
ピンチを免れる。


 2回に高崎は4番がヒットで出塁して盗塁し5番のヒットで1・3塁からショート
ゴロ
併殺の間に先制すると天理も5回に7番がヒットで出塁すると死球とバント
エラーで
ノーアウト満塁から1番のスクイズと2番のライト前ヒットで逆転するが
ライトの好
返球で刺されて2点止まり。

 2点で止めた直後の高崎は6回に先頭の2番が歩くと盗塁し4番のタイムリー
で追い
つき、7回には7・8番の短長打で勝ち越すと相手エラーと3・4番の連打
で5-2とリードを
広げる。
 
 天理も6回・7回と先頭打者が出塁するが併殺に討ち取られ9回には4安打に
ピッ
チャーのエラーやスクイズも絡めて致命的な4点を失い、その裏に3ベース
で出た
4番を犠牲フライで返すのがやっとだった。

 1-0のまま迎えた5回に天理がノーアウト満塁からスクイズで追いつき、なお
2・3塁から2番のライト前タイムリーで逆転したが2塁ランナーはホームで
アウトに
なったのが結果的に勝敗を分けた。

 ビッグイニングのチャンスだっただけに惜しかったし先発の中谷が腰痛のため
2回途中で降板したのも響いた。
 
 それにしても高崎の7盗塁は凄い。

 第3試合:石巻工 5-9 神村学園

 1回に神村は1番が死球で出塁して盗塁後3番のタイムリー内野安打で先制
すると
2回にも四球で出塁した6番をバントで送り8番のタイムリーで2-0として
リードを
広げ4回には1アウト2塁から相手エラーと盗塁に9番のタイムリーで
4-0とする。


 とはいえ3回には先頭の2番が2ベースで出塁するものの牽制で刺され 直後に
2つの四球で1・2塁から5番をショートゴロ併殺、4回も4-0とした後に1アウト
2塁
から1番のレフト前ヒットで2塁ランナーがホームでアウトなど‘4点で止まって
いる’感じだった。

 その裏 石巻は先頭の2番の3ベースから3番がタイムリーで1点返すと4番
死球で
1・2塁からバントを失敗するものの6番の内野安打でチャンスを広げ7番
のタイム
リーで2点差にし、8番のショートゴロエラーが外野手のいない場所に
転がり走者
一掃となって一気に逆転した。

 ただ2アウト後1番のレフト前ヒットで2塁ランナーがホームタッチアウトになった
だけでなく、4番の三浦投手が指に死球を受けていたのが響く。

 直後の5回に神村は3番がヒットで出塁すると2つの四球で2アウト満塁から
8番が
押し出し四球で追いつくと代わった阿部から暴投や相手エラーに乗じて
5点を挙げ
再逆転。

 6回から登板した柿沢が石巻打線を2安打に抑えて9-5で終わってみれば
神村が
順当勝ち。

 4回に4-0の後に1番のレフト前ヒットで2塁ランナーがホームでアウトになり
流れが石巻に行ったが、それを引き戻したのが4-5からのホームタッチアウト。

 6-4にしていれば神村も焦りが出ていただろうから、6点目の阻止が明暗を
分けた。

 

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