ウルトラマンネクサスのEP33のラストでビースト・メガフラシが青葉ニュー
タウン上空に現れナイトレーダーにスクランブルが かかるのだが、石堀がTLT
北米本部からダウンロードした新宿でザ・ワンとネクストが戦う秘密映像を見た
隊員達はTLTから自分達も記憶処理をされていたと思い込んで出動を拒否する。
やはり 秘密映像を見ればTLT上層部に不信感を持つのは当然だろう。
しかし
‘言いたい事は分かる、だが今この瞬間にも人々が倒れていくのだから自分が
今なにをなすべきか考えろ’
という隊長の説得を受けて凪は敬礼しながら
‘後で説明をお願いします’
と伝えて出動するのだった。
この時に和倉隊長は首脳会議に出席していたのに対し凪副隊長はコマンド
ルームで隊員達と一緒にいたので心情的には隊員達の方にある。
ここで凪が隊員達の気持ちを汲んでグチャグチャ言えば当然ながら混乱するし、
迷いが生じたままでは まともに戦えないのは火を見るよりも明らかでチーム
ワークが乱れて隊員達の間にも犠牲者が出かねない。
実際ここで出動拒否などの強硬手段を取るだけでなく出動が遅れれば一般
市民の犠牲者は増えて甚大なものになるのだから人類をビーストの脅威から
守るというナイトレーダーの本位から外れてしまう。
そこで‘後で説明をお願いします’と隊長にクギを刺す事で他の隊員達を納得
させて出動して行ったのだから、凪副隊長の取った行動は大いに評価できる。
当初は溝呂木元副隊長から‘和倉’と呼び捨てにされるなど昼行灯っぽい雰囲
気だった隊長と、やたら とげとげしい凪副隊長で‘こんな防衛チーム大丈夫か’
と思っていたが、このEPでの行動を見ていたら‘いいチームだな’と思うのだ。
やはりNo2がしっかりしたチームは素晴らしいものだ。