W杯で活躍できないサウジアラビア

【ウルグアイ 1-0 サウジアラビア|W杯選手採点】MOMは節目の一戦で決勝弾のエースストライカーに!

 サッカーW杯ロシア大会グループステージの第1節が日本の入っ
たH組が一昨日終わり、昨日から第2節に入っているのだがアジア
勢ではA組のサウジアラビアが開幕戦のロシア戦に続きウルグアイ
にも敗れて連敗し早くもグループステージ敗退が決まった。
 
 サウジアラビアは80年代からアジアのサッカー大国として台頭し
94アメリカ大会で悲願のW杯初出場を果たすとモロッコとベルギー
相手に勝ち、2勝1敗でグループステージを突破するなど初出場ベス
ト16という快挙を演じた。

 そこから06ドイツ大会まで4大会連続で出場するものの98フラン
スは南アフリカ相手に引き分けただけの1分1敗、06ドイツ大会も
チュニジア相手に引き分けただけの1分1敗で02日韓は3連敗して
いるし98年は開催国・フランスに0-4、02年はドイツに0-8と
惨敗するなど94アメリカでの活躍がウソのようだ。

 94アメリカではグループステージでモロッコやベルギーに勝った
だけでなく、オランダには1-2で敗れたものの先制するなど健闘は
していた。

 ところが02日韓では3戦全敗で1点も取れずに敗退するなど元気の
なさが目立つし、06ドイツのウクライナ戦では雨の中で4失点と
ト16入り経験のあるチームとは思えない体たらくで10南アフリカか
らはオーストラリアがAFCに加入した事もあり2大会連続W杯出場を
逃していたのが現状だ。

 今回のロシア大会では日本に次ぐ2位で出場権を取ったわけだが
開幕戦で開催国のロシア相手に0-5で完敗し、ウルグアイにも0-
1で敗れて2敗となり早くも敗退が決まった。

 サウジアラビアはアジアでは韓国やオーストラリアにイランという
強豪国の1つだし、アル・ヒラルなどクラブチームもアジアでは強豪
チームが多いのにW杯になると結果を残せないのだから意外だ。

 サウジは王族国家で潤沢なオイルマネーで潤っているので代表監督
なども高額な金額で契約する一方、親善試合でも負けると監督交代に
なるなど強化の一貫性がない。

 更にクラブ運営が潤沢なので代表選手がヨーロッパの強豪クラブで
プレーする事もないし衰えたとはいえスーパースターを引き抜いて自
クラブでプレーさせるわけで、こうなると代表のレギュラーは国内組
ばかりだから高いレベルでの試合をこなしてないという理由もあるだ
ろう。

 例えば06ドイツでの2試合目でウクライナに0-4で完敗した時は
サウジの選手には気の毒な雨天だったという事もあったのだが、あ
まりにもフィットできなさ過ぎた。

 こうしてみると潤沢な資金と宗教国家というハンデはあるからか海
外のクラブに代表選手が移籍する事がないし、いくら名監督を招聘し
てもメンツに拘る王族達の気まぐれで親善試合などで負けても解任さ
れるため方針が一定しないという面も含まれていた。

 こうして考えると潤沢な資金も使い方を誤れば強くならないどこ
ろか、弱体化してしまうという事をサウジは証明しているのかもし
れない。
 

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