姫矢編のムードを復活させたバンピーラ

 ウルトラマンネクサス・千樹憐編に登場する第2のビーストが、バ
ンピーラでクモのような属性を持つ。

 全身から自らのビースト振動波を遮断する霧を噴出して姿を隠し
ビースト被害者達の断末魔の声を合成した特殊な波長の鳴き声で人
間をおびき寄せ、口から発射する発光糸で絡め取り捕食するという
のが特徴のビーストでバンピーラ同様に姫矢編のビーストから進化
している感が強い。

 ナイトレーダーがビーストの存在を認識するのはビーストが出す
ビースト振動波の存在で、これを元に索敵していたのだが振動波を
遮断されると見つけ出すのは難しい。

 ビースト振動波はビースト同士が連絡を取り合い情報を共有する
のに使ったりするし、今回のバンピーラの出す鳴き声も以前ビース
トから捕食された人間の断末魔の声を振動波でキャッチし合成した
ものだからタチが悪い。

 ちなみに憐編のメインライターは太田愛だがバンピーラ編の脚本
担当はノスフェル編の村井さだゆきで、グランテラ編の時に触れら
れなかったビースト振動波などの要素が今回は復活している感じだ。

 そしてノスフェル編の被害者・山邑理子と‘加害者’である溝呂木
眞也が、このEPでは復活しているのでノスフェル編の後日譚的な内
容だが姫矢編と違うのは野々宮瑞生の存在で理子ら山邑兄妹の記憶を
消したものの理子の記憶の処理ミスをしているという設定まである。

 憐編に入ったグランテラ編は憐が務める遊園地が舞台になるなど
姫矢編と明らかに違った雰囲気だったし4話使っていたのだから、
約1ヶ月続いた事になるわけで少しばかり姫矢編の流れを汲んだバ
ンピーラ編は久しぶりの硬質感があったし格好のアクセントになっ
たEPではないだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« W杯で活躍でき... ドカベンは高... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。