ミラーマン13話:笛を吹く魔女

 世界各国の科学者達が集まってインベーダー対策を話し合う国際地球防衛
会議を狙ってインベーダーが出席する科学者達を抹殺しようと企み、それに
対して己の能力を過信する京太郎は1人で立ち向かおうとするEP。


 今回インベーダーは御手洗朝子が指揮をする鼓笛隊が科学者達の歓迎セレ
モニーに出席するのに目を付けて朝子の後輩である松本絢子を殺害してロボット
怪獣・ノアに化けさせ鼓笛隊を洗脳し小型爆弾を持って会議に突入させて爆殺
させようと企む。


 深夜 帰宅中の京太郎が不気味な笛を吹く女を見かけるが翻弄されてしまう。

 翌日 朝子が指揮する鼓笛隊のリハーサルを取材中の京太郎は昨夜出会った
女そっくりの松本絢子を見つけたのだが、朝子が練習終了後に絢子から相談を
受けたのを聞いた京太郎は彼女の身辺調査を依頼。


 ところが絢子宅で違和感を感じた朝子は彼女が席を外しているスキに衣装が
はみ出しているタンスを発見し開けて見ると絢子を含めた一家の遺体があった。


 悲鳴を上げた朝子はニセ絢子から催眠状態にされ遠隔操作用の物体を髪の
中に入れられて戻ると京太郎に何もなかったと報告するものの、笛の音を聞いて
翌日の会議の図面を覗き込んでいた。


 一方京太郎は御手洗博士にSGM入隊を直訴するのだが入隊に必要な知力・
体力・精神力のうち精神力の欠如を理由に拒否されてしまう。


 落胆した京太郎は深夜さまよい出た朝子を尾行すると絢子宅に入って行ったの
だが、そこで催眠状態にされた鼓笛隊員に指示をしている絢子を見てSGMに連絡
する事なく自分だけの力で計画を阻止しようと飛び込む。


 当然のように催眠状態の鼓笛隊員に捕獲され目覚めると絢子が‘あと30分で
会場が爆破される’と告げ目の前で巨大化してロボット・ノアに変身した。


 辛くも脱出した京太郎はミラーマンに変身して戦うがミラーナイフやスライサーも
通じず何とかシルバークロスで倒したものの時既に遅く鼓笛隊は会場内に小型
爆弾を持ってなだれ込んでいた。


 しかし操っていたノアが倒された事で彼女達は意識を失って倒れたのだが、肝心
の科学者達は万が一を考慮した御手洗が会場を変更していたので無事だったのだ。


 事件が終わり京太郎は自分の力不足を痛感し入隊資格はないとメンバーに告げ
たのだった。

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コメント
 
 
 
ボタンの掛け違い? (怪人太郎冠者@1553)
2012-03-12 22:14:59
ここまで京太郎は単独プレーに走り、その結果事件解決を果たしていましたが、今回はその個人プレーで墓穴を掘ってしまうことになります。
ただ御手洗博士も京太郎の扱いにもっと配慮が必要だった気もしないではありません。
普段は新聞社のカメラマンですが、事件が発生すれば実質隊員として行動する。そのことで京太郎にも功の焦りがあったと思います。
一方で京太郎は自身のミラーマンとしての実績をアピールして正式入隊を直訴するわけですが、ここで京太郎もまた勘違いをしているいわけです。SGMはインベーダーと戦う組織であると、それだからミラーマンとしての自分が必要だと。ですがSGMに必要なのはミラーマンではなく、鏡京太郎であるということに気づいていない。だがそのことを言わない御手洗博士もまた、どうしたものかという感じもあります。
と同時に、これをやると話がややこしくなるかもしれませんが、京太郎の必要性をめぐってSGM内で意見の対立があってもよかったと思います。
具体的には博士)時期尚早 村上)慎重、または条件付きで賛成 他の三人)無条件に賛成
ってな感じですかね?
 
 
 
たしかに微妙な存在でした (こーじ)
2012-03-13 00:12:36
>怪人太郎冠者@1553様
 たしかにSGM内での京太郎の存在は中途半端で微妙な立場でした。

 その危うさや中途半端さが、前半の特徴で魅力でもあったのですけどね。

‘頼むぞ京太郎君’というセリフを何度聞いたか・・・ 
 それを考えると若い京太郎が過信するのも無理はないですけどね。
 
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