サッカーW杯ベスト4決まる

クロアチア死闘制して20年ぶり4強!2試合連続でPK劇勝 ロシアの快進撃ストップ

 日本時間の昨夜から早朝にかけて行われていたサッカーW杯ロシ
ア大会は今日でQファイナルが終わりフランス、ベルギー、イング
ランド、クロアチアの4か国がベスト4に進んだ。

 今回のW杯ではベスト4にブラジルやアルゼンチンといった南米
勢が残らなかった事が特徴だし、リオネル・メッシやクリスティア
ーノ・ロナウドにネイマールといった大会を代表するスーパースタ
ー達を擁したチームがベスト4に残れなかったという事態になった。

 こうしてみると現代のサッカーでは100点のスーパースター1人を
擁すよりも、60~80点の選手達が複数いるチームの方が有利になっ
ている事を示しているのではないか。

 いい例が今大会ブラジルを破ったベルギーにはFWのルメル・ルカク
だけでなくエデン・アザールにケビン・デブライネらがいたし、アル
ゼンチンに勝ったフランスもアントワーヌ・グリーズマンやポール・
ポグバやキリアン・エムバペらが活躍するなど多士多彩という感じ
だった。

 更に敗れたとはいえ開催国のロシアのようにスーパースターはいな
いものの、全員が骨惜しみせずに走りきるチームの方が印象に残るわ
けだ。

 それに対してメッシ頼みだったアルゼンチンだけでなくクリスティ
アーノ・ロナウドやネイマールに依存する確率が高かったポルトガル
やブラジルがベスト4に残れなかったわけで、こういった傾向は最近
のサッカー界ではクラブチームの試合が過密になっているためスター
選手達が休養不足で疲弊しベストコンディションで臨めないという事
も一因だろう。

 そういう意味では今大会での南米勢の不振は得意とする審判の目を
欺く狡猾なプレーをVARシステムで封じられただけでなく、個の能力
に依存しがちなスタイルの限界が来ているのかもしれない。

 一方スーパースターはいなくてもしっかりとしたチーム戦術で意思
統一されたチームでなければ勝ち抜けないようになっており、そうい
う意味ではベルギーのようなチームがブラジルに勝ってベスト4入り
したというのが今大会を象徴しているのかもしれない。
 

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
これまでの戦いぶりを見ると・・・ (テコンドーを五輪から除外しろ!!)
2018-07-08 22:44:10
準決勝のフランスvsベルギーが“事実上の決勝”のような気がする。
個人的には、日本が接戦を演じたベルギーに優勝して貰いたいね。

あと、ベルギーvsブラジルを見たけど、日本は名手クルトワからよく2点も取れたと思ったね。
 
 
 
私もです (こーじ)
2018-07-09 23:05:28
>テコンドーを五輪から除外しろ!様

 私もベルギーに優勝して欲しいと思いますね。
 ベスト8の試合を見ればベルギー有利とは考えられますが。
 
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