明後日から始まる大相撲秋場所の見どころは

 
 
 早いもので明後日から大相撲秋場所が始まる。
 
 今場所は玉ノ井部屋でクラスターが発生し休場者が増えるだけで
なく白鵬と鶴竜の両横綱までがケガによる調整の遅れから出場は厳
しいという話なので、こうなると俄然盛り上がってくるのが先場所
大活躍した三役とりわけ関脇陣による大関昇進レースになると思わ
れる。
 
 先場所は御嶽海と正代が千秋楽まで優勝の可能性を残し結果的に
大榮翔までが11勝を挙げたため、今場所は三関脇となり全てが大関
昇進への足固めになる場所という位置付けだし両横綱不在なので余
計に注目されるところ。
 
 特に御嶽海は過去2度の優勝を経験しており今回のチャンスを逃
すと‘永遠の大関候補’と揶揄されかねないだけに、これまで以上に
比べてプレッシャーはかかるだろうが両横綱不在というのは追い風
になるだろうから連敗癖を何とか克服してもらいたいところ。
 
 正代も最近は2度の優勝争いを演じるようになっており取り口も
安定してきているので、好調を維持できるようになっているのが
心強い。
 
 仮に両横綱が休場となれば途中休場の可能性があるのは大関・
貴景勝ぐらいだから、取り組みも関脇同士の一番は終盤戦に組ま
れる可能性が高い。
 
 両横綱が健在なら関脇同士の対戦は中日あたりから始まるのだが
今回は11日目以降になりそうなので、それを考えると3人とも中日
までは1敗以内で付いて行く事が重要になるだろう。
 
 それを考えると前半で確実に対戦するであろう先場所優勝し前頭
筆頭に番付を上げた元大関・照ノ富士との対戦がカギを握ると思わ
れるし、照ノ富士に勝つのか負けるのかでリズムに乗れるかどうか
が分かってくるのではないか。
 
 逆に言えば照ノ富士の先場所優勝が前半で下位力士と対戦が続き
勢いを付けて終盤上位と対戦できたからなのか、そこそこケガが回
復して復調してきているのかも分かる。
 
 確かに両横綱の不在は大きいし寂しいものだが満身創痍でいつ休
場するのかも分からない状態より、最初から不在の方が関脇同士の
大関昇進争いを純粋に楽しめるわけで例年になく楽しみな秋場所と
いう事になる。
 
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