いい加減なウルトラ情報が錯綜していた60年代後半

 シン・ウルトラマンの終盤に、光の星の新たなる使いとして登場
するのが外星人ゾーフィ。

 最初に見た時にご多分に漏れず‘ゾフィじゃないのか?’と思ったの
だが既出の通り放送当時の雑誌にゼットンを操る宇宙人ゾーフィ’と
いう間違った内容の記述があったのを個人的にも覚えているし、ウ
ルトラマンを強制的に光の国に連れて帰るためウルトラマンよりも
強いゼットンを遣わしたという説を読んだ事がある。

 つまり当時は情報が錯綜しており雑誌によって違う情報が載って
いる状態だったため、それを更に曲解して‘ゾフィという番組があっ
た’
という話をしたり顔で説明する同級生もいたわけだからゾーフィ
悪人説が出てもおかしくなかった。

 そういえばシン・ウルトラマンにはカラータイマーがなく、エネ
ルギーが減少した時には体の赤いラインが緑色になるという設定に
なっていた。

 これについても当時は何かの雑誌にラインの赤は太陽エネルギー
を表しているので、エネルギーがなくなると赤いラインが消えると
いう説を同級生が熱く語っていたのを覚えている。

 つまりカラータイマーが消えると赤いラインも消えるという説が
あったわけだが、後にゼットンに倒されても赤いラインが消えてな
いのを見て‘ウソ言うな’と言うと‘まだカラータイマーは点滅してい
るやないか’と言い返されたのを覚えている。

 だから今回シン・ウルトラマンでウルトラマンが神永新二と融合
する前は全て銀色で、融合してから赤いラインが入りエネルギーが
減少すると緑色になるという設定には大いに感心したわけである。

 つまり60年代後半に掲載された説にはゾーフィ悪玉説だけでなく、
いろんな説が乱立していたわけで公式設定の大事さを実感するし正
しい情報がしっかり掲載されるネット時代はありがたいと思うのだ。

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