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こーじ苑
朝青龍の優勝について考える
朝青龍が24度目優勝、決定戦で白鵬下す(読売新聞) - goo ニュース
大相撲秋場所千秋楽で14日目まで全勝だった横綱・朝青龍は本割りで
白鵬に立ち負けて一気に寄り切られたが、決定戦では前みつを掴んで攻め
立て最後は すくい投げで白鵬を下して24度目の優勝を飾った。
場所前の朝青龍の評価は例によって稽古量も少ないので低くかったが、
場所に入ると徐々に力を発揮し14日目まで全勝で優勝争いのトップを
走っていた。
しかし13日目に観戦した横綱審議員の内館牧子が朝青龍を
‘横綱としての責務を果たしてない’として批判していた。
確かに今日解説していた北の富士も明らかに白鵬寄りの解説をしていたが、結局言わんとする事は
‘稽古をまともにしてない朝青龍に優勝されてはたまらない’という
ものだ。
ここで考えないといけないのが朝青龍に批判的なコメントが相撲関係者
からのみ出ている事で、最近では相撲界の常識のみで考える事についての
危険性だ。
横綱の絶対条件は強い事で、常に優勝争いをしないといけない。
この条件を満たしてないと いくら稽古熱心で品行方正でも引退勧告を
受ける。
問題は朝青龍の左肘のサポーターで、最近ではコレを外して相撲を取って
いるのを見た事がないから決して状態はよくないのだろう。
ところが相撲関係者に言わせると稽古場での稽古は本場所以上に大事
なもので、稽古場で全力を出さない事は許されないという考えが支配的で
常識だ。
だから‘例えケガをしていても土俵で稽古をしながら治す’というのだが、
果たしてそれが正解なのだろうか?
稽古場でケガをしているにも拘わらず全力で申し合いなどをやってケガを
悪化させた結果、本場所での成績が悪くても批判されるだろう。
そんな中で朝青龍の考えは‘本場所で勝ってナンボ’というものだと思う
のだ。
朝青龍は相撲取りというよりアスリート系なので北島康介や室伏広治らと
同様 自分の体と会話できるのではないだろうか?
そして‘これ以上やったらマズイ’というのが分かると そこで稽古を止めて
しまうのではないか?
しかし相撲関係者は‘稽古をすればするほど強くなる’などと思っている
輩が多そうで事実そういった言動をよく聞くが、関係者の辞書にはオーバー
ワークという言葉はないのか?と思ったりするぐらいだ。
そして関係者は‘横綱が猛稽古をする事によって下の力士達も刺激になる
ので手本を見せなければいけない’などと言うが、横綱の稽古量が少ない
からといって自分も稽古をしなくていいという力士はプロではないだろう。
上を目指す気があるなら自ずと朝青龍以上の
稽古量になるのは当然なのだから。
そろそろ大相撲もオーバーワークによる弊害を考えていい頃
だと思うのだが・・・・・
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何時まで繰り返せば、気が済むのかな?。バカばっかり。
まぁガッツポーズに関しては横審の怒りは分かりますが、最大限の結果を残した朝青龍を非難する事は間違いでしょう。
時代錯誤というのがハッキリ分かる話ですよ。
双葉山はあくまで理想ですから・・・・