シルバークロス乱発の始まり

 ミラーマンは12話から威力は最大だが代わりに最もエネルギーを消耗する
シルバークロスという技を決め技として使用し始めた。

 たしかに13話に登場したロボット怪獣ノアは ただでさえ強敵だし催眠術に
かかって洗脳された御手洗朝子率いる鼓笛隊のメンバーが会議に出席した
世界
中の科学者達を爆殺させないためにタイムリミットが設定されていたと
いう
事情もあった。

 ところが次の14話以降も決着した技は全てシルバークロスというのは、さす
がにやり過ぎではないだろうかと思う。

 以前も記したようにシルバークロスと同じような設定の武器がウルトラセブンの
ワイドショット。

 13話で初めて使用すると15話の対ぺダン星人円盤にも使用してから17話の
ユートムに使った後は24話でカナン星人のロケットを撃破するまで使用して
ない
のと比べれば対照的だし、平成セブンで決め技としてワイドショットを連発
する
シーンを見たら違和感があった。

 ミラーマンは14話以降ミラーナイフやスライサーでダメージを与え、最後は必ず
シルバークロスで止めを刺すというスタイルになっているのを見ると敵が
パワー
アップしているという事をアピールする狙いもあるだろうが 毎回決め技
として使用
していると乱発ではないかと思えてしまう。


 宇宙戦艦ヤマトの波動砲ではないが膨大なエネルギーを消費する代わりに凄ま
じい威力を発揮する大技は毎回のように使用するというのは ある意味ありがた
みがない。
 
 もっとも26話でミラーマンはインベーダーの罠に嵌って捕獲され心臓部にエネ
ルギーを一定量消費すると爆発してしまうエネルギー時限爆弾を埋め込まれた
事に
よりシルバークロスの乱発は止まるのだが・・・・・ 

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