スペインを目標にするのは構わないが・・・・

 早いもので南アフリカW杯が終わって もうすぐ3週間に なる。

 優勝したスペインがボールを保持して華麗にパスを回して相手を崩し、
相手を崩していくというスタイルは観客をも魅了していた。

 当然のように日本の関係者にもファンは多く、特にスペイン人はサイズ的
にも日本人と変わらないので‘日本もスペインのようなスタイルで戦うべき’と
いう論調が よく見られる。

 確かにスペインのような優れたテクニカルなスタイルで戦うというのは魅力
的だが、果たして日本がスペインのマネをして大丈夫なのだろうか?

 問題なのが日本はJリーグが発足してから94年にブラジルが優勝すると
ブラジル人のファルカンを、98年にフランスが優勝するとフィリップ・トルシエ
を 02年にブラジルが優勝するとジーコを代表監督に招聘したという歴史が
ある。

  しかもトルシエが率いて自国開催とはいえグループステージを突破した
やり方をジーコ体制になってから全て否定した事が06年ドイツ大会で惨敗
した原因の1つになった事は記憶に新しい。

 そしてドイツ大会後にイビチャ・オシムから岡田武史体制になっても一貫
して前線からプレッシャーをかけ、パスで相手を崩していくというスタイルを
目指していた。  

 このスタイルで何とかアジア予選は突破したものの引いて守る相手を崩せ
ないだけでなく、オーストラリアや韓国といったアジアのライバルにも勝て
なかったため土壇場になって岡田監督は堅守速攻のスタイルにモデル
チェンジしたのだった。

  ちなみにスペインが今回のスタイルでヨーロッパ選手権とW杯の2冠を
取れたのは、バルセロナの選手を中心にしたメンバー構成だったので
互いのプレースタイルを熟知した者同士が 阿吽の呼吸でパスを回せたと
いうのも大きい。

 とはいえリーガ・エスパニョーラはイングランドと並ぶ世界一のリーグ
なのに対し、仮に鹿島の選手を中心にしたメンバー構成にしてもヨー
ロッパに比べればレベルが落ちるJリーグでは意味がない。

 ちなみにトルシエジャパンにしろ、岡田ジャパンにしろ労を惜しまずに
走ってボールを追いかけるというシーンが よく見られた。
 こういうスタイルは少なくとも日本人には好評なのだ。

 だから相手の倍走るトルシエ&岡田ジャパンのスタイルはパスが上手いと
いう要素以上の優先順位をつけるべきだろう。

 ブラジルのマネをして歴史に汚点を残したジーコジャパンの失敗は絶対に
繰り返してはいけないのだから。    

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コメント
 
 
 
今でも (屯田兵)
2010-07-30 01:33:01
笑えるドリフって凄いよね 萩本さんが長さんにはかなわないって言うくらいだからね
逆にひょうきん族 なんであんなの面白がってみてたんだろうね 今cs見ても笑えないもん
今のお笑いよりは全然ましですけどね

一時はテレ東で国際プロレスもやってたような?
ウラに全員集合 月曜に移動したらウラに水戸黄門
国プロ運がなかったですね


デビルマンでララが焼き殺される回とハクション大魔王の最終回は今見ても泣けます






 
 
 
そういえば (こーじ)
2010-07-31 00:05:04
>屯田兵様
 そういえば欽ドンがドリフの裏番組だったのに視聴率で勝てませんでしたよね。
 勝ったのがひょうきん族だったというのは当初驚きでしたけど。

 国際はTBSでOAしていた記憶があります。
 水曜日に30分枠でした。
 
 
 
書くとこ (屯田兵)
2010-07-31 09:32:17
間違えてすいません

欽ドンでてきて 潰れたのが お笑い頭の体操

そのおかげで クイズダービーが産まれたらしい
 
 
 
いえいえ (こーじ)
2010-08-01 00:10:59
>屯田兵様
 なるほど、お笑い頭の体操というのがあったのですか。
 クイズダービーは仮面ライダーの裏番組というイメージがあったのですけどね。
 
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