こち亀 40年にわたる連載終了発表、秋本氏「びっくりさせ申し訳ない」
週刊少年ジャンプに連載されている「こちら葛飾区亀有公園前
派出所」が、42号を最後に40年にわたる連載を終了するという
ニュースが今日ネットに載っていた。
連載が始まったのが76年で当時の私は中1で当時のジャンプに
連載されていたアストロ球団やド―ベルマン刑事らを目当てに読
んでいた中で連載が始まり、当初は単なるギャグマンガだったと
いう認識で適当に読む程度だったが高校に進学した79年ぐらい
から俄然面白くなり見逃せなくなった作品だ。
連載当初の作者名が「山止たつひこ」だったので当時大人気の
がきデカの作者・山上たつひこと何かのつながりがあるのか?と
思っていたら、途中から秋本治になったわけで後から聞くところ
によれば山上たつひこ氏から苦情が来たとの事。
両津勘吉巡査を中心にしたドタバタ劇で仲間で金持ちの中川圭一
や麗子に真面目を絵に描いたような寺井洋一、両津に負けない悪
キャラの戸塚金次やバイクに乗ったら顔つきや性格が変わる本田
速人らと大原大次郎部長との掛け合いが楽しく描かれていた。
また両津の遊びに対する博識ぶりは凄いのだが、それはすなわち
作者の博識でもあり40年にわたり時代の流れに付いていけている
ところは驚きだったのだ。
今回の連載終了が作者の体調不良によるものではなく区切りの
単行本200巻を逃すと中途半端になるというのが作者・秋本氏の
コメントで、ちょうど連載を終了させるのに最高のタイミングだ
ったのだろうと理解できる。
止めるタイミングを逃すとグダグダになった末に打ち切りという
形にだけはなって欲しくなかったので、連載が終わるのは寂しい
ものの仕方ない事だろう。
ただ秋本氏が次の作品を作るのは難しいのではないかと思う次第
である。