ふがいなき哉、稀勢の里!

日馬富士が全勝V=大相撲名古屋場所千秋楽(時事通信) - goo ニュース

 7月8日に始まった今年の大相撲名古屋場所は83年秋場所以来の千秋楽
全勝対決で日馬富士が横綱の白鵬に勝って昨年の名古屋場所以来1年ぶりの
優勝を全勝優勝で飾った。


 83年秋場所以来の千秋楽での全勝対決が実現した理由の1つとして本来なら
千秋楽結びの一番は横綱の白鵬と東大関・稀勢の里との顔合わせになるはず
だったのだが、全勝で横綱と並走している西張出し大関の日馬富士に変更した
協会首脳陣の英断があったのは言うまでもないものの見方を変えれば日本人
横綱が期待されている稀勢の里のふがいなさを象徴している。


 先場所の終盤まで星2つの差を付けながらプレッシャーからか12日目から
1勝3敗と失速して優勝決定戦にすら進出できなかった稀勢の里にとって今
場所は雪辱を期して臨んだと思われるし、先代親方が禁止していた出稽古にも
積極的に参加する意向を表明していたので それなりに期待はしていた。


 ところが4日目に安美錦、7日目には豪栄道に敗れるなど中日を前に2敗を
喫して全勝で並走している白鵬と日馬富士に後れを取る。


 それでも両者と直接対決が残っていたので連勝すれば・・・・・という淡い期待も
11日目に日馬富士に完敗して優勝戦線から脱落し、何とか把瑠都・琴奨菊と
いった苦手にしていた大関対決では連勝したものの把瑠都戦では立ち合い
手付き不十分で注意を受けているし琴奨菊戦は相手の手付き不十分で立ち
合いが合わずにゴタゴタした。


 そして昨日の白鵬との一番でも合わずに最後は立ち合いで変化されて敗れる
という最悪の負けを喫したので巷では横綱の変化が批判されていたものの、
個人的には いくら勝ちたいという意識が働き闘志が空回りしたとはいえ ああ
いう立ち合いをやれば自業自得ではないかと思ってしまう。


 横綱を張るなら‘自分の間合いでの立ち合いでしか立たない’というようでは
困るし、
このままでは横綱への期待はしぼんでいっていると言わざるを得ない。

 せめて千秋楽では辛うじて8勝している琴欧州相手だから勝って‘有終の美を
飾り
来場所を いいムードで迎えて欲しい’と思っていたにも拘らず全く覇気の
ない取り口で
負けて10勝止まりと結局尻すぼみで終わったのだから気持ちの
切り替えも下手なの
だろう。

 基本的に あらゆる競技でトップに立つ選手は切り替えが早い者ばかりだが、
千秋楽
の取り口や12日目からの立ち合いのゴタゴタを見ても切り替えどころか
引きずるタイプ
に見えてしまうので、このままでは横綱どころか優勝も厳しいの
ではないだろうか。

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