ミラーマン33話:インベーダーの海底基地

  前作のラストで岩野教授の娘・怜子の帽子が強風で飛び、直後に無数の
風船が空に向かって飛んでいくシーンを見た時に、インベーダーが風船爆弾を
製造して放ったのか?と考えてしまったのだが意外にも宇宙船による四日市
コンビナートの破壊シーンから始まるなど前作とは全く違う世界だ。


 今回はグラスパー長島温泉などとのタイアップ作品なので しっかりと施設が
ふんだんに登場するのだが、インベーダーが既に海底に基地を作っていたり
ミラーマンを2次元の世界に戻す特殊還元装置の罠に嵌めたりと前作同様の
珍しい設定が目立つEPだ。


 登場する怪獣・ペアモンスキングは2人のインベーダーが合体して登場する
もので着ぐるみも人間が2人前後に入って演技するドドンゴタイプだが、ストー
リー重視のミラーマンでは今ひとつ印象が薄いのが惜しまれる。


 インベーダーから前夜‘長島温泉に行けば体内に仕掛けたエネルギー時限
爆弾も用がなくなる’と挑戦してきたのを受けて京太郎は長島温泉の遊園地に
やって来たのだが、そこへ少年が箱型の物体を持参して渡される。


 案の定インベーダーの時限爆弾で間一髪難を逃れた京太郎だが少年を人質
に取られて変身に必要な物を全て奪われてしまった。


 その時に宇宙船が現れたスキに少年の帽子に付いたバッジに飛び込んで変身
しようとしたが、ミラーマンを2次元空間に戻すための特殊還元装置で異次元
空間に閉じ込められてしまった。


 そして宇宙船からの光線を浴びた2人のインベーダーはペアモンスキングに
変身してコンビナートのパイプラインを破壊したため石油が海に流れ出して
ジャンボフェニックスも攻撃ができない状態に追い込まれただけでなく、ホテル
の1室で小型電波探知機で宇宙船を探知しようとしていた御手洗親子と朝子
から助けられた少年もろともインベーダーから拘束され海の中に設置された
ケージに閉じ込められる。


 インベーダーはSGMの降伏を迫り海面から要塞基地を浮上させるのだが、
そこへ藤本がソルガンを持って現れ自分の帽子のバッジを破壊するように
言った少年の言葉に従いバッジを破壊するとミラーマンが登場。


 ペアモンスキングと要塞基地からの攻撃を受けながらもペアモンスキングを
倒すと要塞基地をも壊滅させて事件は解決したのだった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
今にしてみればですが (怪人太郎冠者@1553)
2012-07-22 23:30:46
ミラーマンの正体は本来ならば、御手洗博士しか知らない筈なのですが、ここに一人くわわったのですから、それを以降の展開に生かせなかったかなあって思います。

劇中に登場していた蒸気機関車たちです。
いわゆる産業用という、引き込み線や工場内で使われたものが多いです。
お住まい近くで使われていたものや、意外にもウチの近所(?)で使っていたのもありました。
http://satoyama.in/auto/sharyo/auto507.html
http://satoyama.in/auto/sharyo/auto508.html
http://satoyama.in/auto/sharyo/auto509.html
http://satoyama.in/auto/sharyo/auto510.html
 
 
 
長島温泉には (こーじ)
2012-07-23 21:51:57
>怪人太郎冠者@1553様
 たしかに長島温泉には蒸気機関車の類が見られましたけど、そこまでとは思いませんでした。

 上山田線など久しぶりに聞きましたよ。

 たまにゲスト出演した子供などが正体を知るという話はありましたけど、単発だったので続いていたらなお楽しかったかもですね。
 
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