ホークスの交流戦優勝を考える

 
 今年のプロ野球交流戦はホークスが東京ドームでのジャイアンツ
相手の最終戦に、5-1で勝ち11勝5敗2分とし8度目の優勝を決めた。
 
 ご存知のように今シーズンのホークスは中心打者の柳田悠岐が4月
初めにリタイアしたのをはじめ中村晃や上林誠知などの故障者が相
次ぎ、交流戦前に福岡で行われたイーグルスとの首位攻防戦で3連敗
するなどペースダウンした中での交流戦突入となったわけで今年の
交流戦優勝は厳しいだろうと思われた。
 
 1週目のホームでのドラゴンズ戦で3連勝すると広島でのカープ
戦のG3では敗れたものの5勝1敗という素晴らしいスタートを切っ
たが、2週目の福岡での6連戦でタイガース&ドラゴンズ相手に共に
1勝1敗1分とペースダウンしマスゴミは‘2勝を損した’的な報道を
されていた。
 
 そんな中で最終週の東京遠征では5勝1敗でクリアしないと厳しい
と思っていたし神宮で2勝1敗と勝ち越すが、ジャイアンツとのG2を
高橋礼で落とした時点で最終戦は菅野智之だけに厳しいかと思って
いた。
 
 ところが1番セカンドで起用された福田秀平の先頭打者HRでペー
スを掴むと、立ち上がり一挙に4点を挙げると5-1で快勝しての優
勝だった。
 
 巷ではホークスの層の厚さがモノを言ったという形で勝因分析さ
れているのだが個人的にはジュリスベル・グラシアルとアルフレド
・デスパイネのキューバコンビの存在なしにはありえなかったし、
特にグラシアルの14打点7HRという数字だけでなく勝ち試合での
大事な場面でことごとく挙げた打点が試合のターニングポイントに
なるなど打線の核に相応しいものだった。
 
 いくら今宮健太や福田らが活躍しても中心打者がしっかりしてな
いと効果的な得点が取れないわけで、そういう意味ではグラシアル
の存在は大きかったと思う。
 
 確かに東京ドームのジャイアンツ戦は福田様々だったのだがホー
クスというチームの若手は釜元豪や春先に好調だった周東佑京らは
活躍する時は派手だが、気が付いたら1軍にいないケースが多々ある
のも首脳陣が好調な時に1軍に昇格させて起用するので活躍する反面
 不調に陥ると2軍に落として代わりに上がってきた選手が好調を維持
しているので活躍するというサイクルの賜物ではないかと思ったり
するのだ。
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