ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
円谷スタッフが第2期ウルトラの最後に描きたかったもの
円谷作品に付き物なのがヒーローが所属する防衛チームで、これ
なしの作品というのはウルトラマンレオの41話以降という事になる。
レオの場合40話で基地である宇宙ステーションが円盤生物シルバー
ブルーメに襲撃され吸収されてしまい全滅するのだが、このEPと似
ているのがミラーマン26話のSGM全滅編だ。
このEPでも冒頭いきなり御手洗邸の地下にあるSGM本部がスネー
クキングから急襲されて屋敷ごと大爆発を起こしてしまう。
ちなみに この後ミラーマンはインベーダーの罠に嵌りエネルギー
時限爆弾を埋め込まれてしまうわけで、このEPもレオのMAC全滅
編にも匹敵する2つのピンチが描かれていた。
ただし両作品が決定的に違うのは26話でピンチに陥ったミラーマンを
リニューアルしたSGMの新兵器・ジャンボフェニックスが救うわけで、
27話では壊滅したと思われたSGMが緊急脱出に成功しインベーダーの
総攻撃を想定し密かに山奥に開発していた大型戦闘機・ジャンボフェニッ
クスを駆使して反撃に出るという展開だった事。
もっとも当時の視聴者は小学館の学習雑誌でジャンボフェニック
スの登場を告知されていたのでSGMが壊滅しても大したショックは
受けなかったし、それよりミラーマンがエネルギー時限爆弾を埋め
込まれた方のインパクトが強かった。
レオの円盤生物編である41話以降はミラーマンでSGM復活編が
ない形で、この場合はスポーツクラブのインストラクターだったゲン
よりも新聞社の契約カメラマンだった京太郎の方が防衛チームなしの
設定には合いそうだ。
レオの円盤生物編は第2期ウルトラの最終クールだったという事
から最も難しい操演による円盤生物を持って来たようだが、同時に
円谷作品に付き物の防衛チームなしで戦うヒーローというのも描き
たかったのだろうか。
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ハッキリ言って当初は今ひとつの評価でしたけど、何度も見ているうちに意外に面白さが分かってきました。
主人公の成長という意味ではネクサスに通じるところがありますね。