キックベース大会の優勝以上に嬉しい事

 一昨日キックベース筑豊大会で女子チームが優勝したので昨日の
朝、学校に優勝の表彰状と盾を持参すると共に使用させてもらった
ビブスを返却に行き優勝報告をすると先生方から拍手で祝福され大
いに喜んでもらえた。

 ただ今回それ以上に嬉しかったのは朝練を手伝ってくれた3年生の
男子生徒の1人と盾などを運んでいる時に会ったので‘オイ昨日女子
優勝したぞ’と報告すると‘ええっ!?やったぁ~!’と大いに喜ん
でくれた事。

 5月から始まったキックベースの朝練は当初メンバーを混合させて
ミニゲームをどんどんやらせてルールを覚えさせていき、7月ぐらい
からは6年・5年・女子・下級生チームに分けてのミニゲームを行う。

 基本的に前半は女子対下級生と6年対5年で、後半はハンデ付きで
6年対女子と5年対下級生といった具合に対戦相手を変えて行ったの
だが女子はどうしても初心者が多く下級生にもやられっ放しでいい
ところなしだったため大会は大丈夫か…というレベルだった。

 当然ながら元気のいい下級生は女子チームをなめてかかり事ある
毎にバカにするので女子と他のチームの間で不穏な雰囲気が漂って
いた時期があったのだ。

‘戦うチームは違えど一緒に練習しているメンバーはチームであり、
仲間なのだから互いにけなし合う事は絶対に避けなければならない’
と事ある毎に私は強調していたものの、気の強い元気のいい面々に
は馬耳東風的なところがあった。

 ところが市の大会の時に先に試合を終えた女子が2戦2勝という
報告を聞いた男子連中は我が事のように喜んでいたし、逆に男子
チームが決勝に残れず筑豊進出ならずを聞いた女子のリーダーが
‘オマエのチームが負けたわけじゃなかろう’というぐらい落ち
込んでいたのだ。

 そして嬉しい事に大会から2日後に始まった女子チームの朝練
には大会に出られないにも拘わらず男子達が常に7~8人ぐらい
参加して相手をしてくれていた。

 特に5年チームのエースが必ず投げてくれていたので筑豊大会
では女子達が‘○○の球に比べたら全然打ちやすい’と口々に言っ
ていたのは印象的で、男子のサポートに感謝するのだった。

 先述したように昨日の朝会った3年生は女子リーダーと一時期
口ケンカをしていたわけわけだが、その子が我が事のように女子
チームの優勝を喜んでくれたのを見て‘ホントに いいチームに
なったな’と感無量の思いに浸った。

‘勝敗は時の運’と言うように今年の6年男子チームのように実
力があっても決勝にすら進出できないケースもあるわけだが、
参加した30人以上のメンバーが互いのチームの結果を一喜一憂
できるぐらい互いを思いやれるようになれたのは何よりも嬉し
い事だし最も大事な事ではないかと思う。
 

 

 

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