U16日本 UAEに勝利!2大会ぶりU―17W杯出場決定
インドで開催されているサッカーU‐16アジア選手権は日本時間
の昨日深夜ベスト8で日本代表はUAEと対戦し、31分に右CKから久保
建英のシュートをGKが弾いたこぼれ球を瀬古歩夢が押し込んで上げ
た1点を守り切って1-0で勝ち来年インドで開催されるU-17W杯の
出場権を2大会ぶりに獲得した。
巧さはあるものの勝負強さに欠けると言われた昨今の若年層の
代表チームの場合、グループステージで強くても‘勝てば本大会
出場’となるベスト8で勝負に徹した相手に内容的には素晴らしい
サッカーで試合を支配しながら乾坤一擲のカウンターなどで失点
したりPK戦で敗れるケースを嫌というほど見ていた。
とりあえず今回はFCバルセロナの入団テストに合格したエースの
久保建英を中心に評価が高くグループステージでもベトナム・キル
ギスタン・オーストラリアに完勝していたが、ベスト8で対戦する
UAEというのが少し引っかかり一抹の不安を覚えていた。
UAEは中田英寿をして‘負けないけど勝つのが難しい相手’と語っ
ていたように勝ちに徹するスタイルはフル代表が最近2大会で苦杯を
舐めているようにやりづらい。
つまり最近の若年層の日本代表が持つ宿題を突き付けられる相手
だったのだ。
そのUAE相手に前半から襲いかかり30本以上のシュートを浴びせる
一方で前半は相手のシュートを0に抑えるなど内容的にも圧倒はして
いたものの、結局は1点しか取れず手こずった形で本来なら反省する
べきかもしれないが先述したようなやりづらさ満点の相手に内容は
度外視して勝つという結果をしっかり残せたのは評価するべきだろ
う。
ここまで来るとU-17W杯への出場権を取れたという事からプレッ
シャーから解放されたU-16チームのポテンシャル全開で、アジアを
制して欲しいものだ。