ヒデ夕樹に ついて

　いよいよ今週の日曜日10月11日は次男の幼稚園の運動会。

　小学校の運動会は5月下旬に行われたが、次男が通う幼稚園は10月に
あるので運動会の練習が始まっている。
　そして親子遊技は‘おさるのかごや’と‘この木なんの木’ 　

　ところで‘この木なんの木’は我々の世代にとっては懐かしい歌で日立
グループ提供のCMソングだが、歌っているのはヒデ夕樹。　

　そう子門真人・水木一郎・佐々木功と並ぶアニソン四天王と言われた
ヒデ夕樹が歌っていたのだ。

　ヒデ夕樹といえば最初に聞いたのが‘あしたのジョー’の後期EDである
力石徹の歌。
　途中からエンディングで流れたのだが、誇り高き孤高の戦士である力石の
ムードがよく表現されていた。

　その後は快傑ライオン丸のOP‘風よ光よ’や裏番組だった海のトリトンの
OP‘GO!GO!トリトン’、人造人間キカイダーのOPとEDにイナズマンFのOP
‘フラッシュ！イナズマン’や鉄人タイガーセブンのOP、更にはウルトラマン
レオの2代目主題歌‘戦えウルトラマンレオ’などを歌っている。

 　腹巻猫の劇伴倶楽部によると

「ヒデ夕樹の歌うキャラは苦悩と哀しみを抱いた孤独な男達
ばかりである。
　ヒデ夕樹ほど孤独なヒーローの歌が似合う歌手はいない」

と記されているが、そういえば力石をはじめ獅子丸やトリトンやジロー・渡
五郎・滝川剛に おおとりゲンなど孤独が似合うタイプが多い。

　確かに当時の子供向け番組の主役は明るく溌剌としたタイプが多かった
けど、ヒデ夕樹が歌ったキャラは影のある孤独なタイプが多いものの彼ら
の魅力を引き出していたと思う。

 　残念ながらヒデ夕樹は98年12月に亡くなっているが、彼の作品は残って
いる。
　今回偶然にも次男の運動会で使用されるのも何かの縁だろう。

　そんなワケで最近次男と近距離を車で走るときはヒデ夕樹の歌を聞かせて
いる。