2023 夏の甲子園・第2日=四国祭りは2勝2敗に

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20230807-0236

　大会2日目は四国の出場4校が出揃う1日で注目カードは第3試合
の英明ー智弁学園で、選抜では智弁和歌山に競り勝った秋の四国
王者の英明がまたも智弁勢との対戦。

　右横手投げエース・下村と智弁打線の対戦だろうが、英明とす
ればロースコアの展開に持ち込みたい。

　四国勢同士の第1試合は準決勝で明徳義塾に勝った高知中央の
継投策に対し、エース山内で立ち向かう川之江という図式になる
だろう。

　第2試合は予選の決勝で大阪桐蔭を完封した履正社に鳥取商が
挑む図式だが、鳥取商は何とか食らいついて接戦に持ち込み甲子
園初勝利を目指したい。

　第4試合は２完封を含め全５試合を完投しエース森煌を擁する
徳島商に対し、3人の投手を擁する名電が挑む形だろう。

　第1試合：川之江 4ー9 高知中央　

　共に1回のチャンスを潰して迎えた2回に高知は6番のヒットと8番
の四球などで2アウト2.3塁から1番のタイムリーで先制すると、3回
に川之江も1アウトから1番のヒットを挟んだ２つの死球で満塁から
２アウト後に4番の四球で押し出しとなり追い付く。

　その裏に高知は1アウトから4番がヒットの後に3連続四死球で1点
勝ち越すと内野ゴロに9番&1番の連打と2番の2ベースで一挙6点を勝
ち越し、5回にもエラーで出塁した8番を1番の2ベースで1点を追加。

　川之江も7回に四死球で出塁した6番&7番を送り9番＆2番のタイム
リーで3点返すが、その裏に遊ゴロで1点を返され9－4となり四国対
決は初出場の高知中央が制した。

　川之江は3回に追い付いた後の2アウト満塁や7回に3点返した後の
1アウト1・2塁で追加点を奪えなかったのが痛かったが、1枚エース
の山内が3個づつの四死球を出し11安打を浴びたのが誤算だったろう。

　第2試合：履正社 6－0 鳥取商

　1回に履正社はヒットで出塁した1番と四球の3番を置いて4番の3ラ
ンで先制すると、その後に3本ヒットを打つも盗塁失敗などで3点止
まり。

　2回以降6回を除きランナーを出しながら得点できなかった履正社
だが、7回にヒットで出塁した2番と死球の4番を置いて5番&6番の長
短打で3点を追加し突き放す。

　4回までノーヒットだった鳥取商は5回以降ヒットのランナーは出
すが、7回に連打が出た以外は散発で履正社の3投手を打ち崩せず。

  第3試合：英明 6⑩7 智弁学園

　2回に英明は内野安打で出塁した6番を2アウト後8番&9番の連打で
先制すると、その裏に智弁も4番＆5番の短長打に8番の犠牲フライで
逆転。

　直後の3回に英明は2番&4番の短長打に5番のスクイズで再逆転する
と、4回に智弁は6番の内野安打と死球に犠打野選で満塁から9番の
タイムリーと2番の犠牲フライで再び4－3と逆転。

　直後の5回に英明は1アウトから6番のヒットと7番の四球で1・2塁
から9番&1番の短長打で3点を奪い6－4と2点差を付けるが、智弁は
8回に3つの四死球で1アウト満塁から暴投で1点差にすると9回には
6番の3ベースを足場に1アウト後3者連続四球で押し出しで追い付く。

　タイブレークに入った10回に英明は先頭の4番の一撃が1塁正面を
突き後続も倒れたのに対し、智弁はバントで2・3塁とし5番のスクイ
ズでサヨナラ勝ち。

　英明にしてみると6－4で迎えた6回のノーアウト2塁～1アウト3塁、
7回の1アウト満塁などの追加点の好機に得点できず17安打&6四死球
で6点は少ないし智弁に与えた13四死球が響いた形だ。

　第4試合：愛工大名電 1ー2 徳島商

　1回に名電は1アウトから2番がヒットで出塁し打撃妨害などで1・2
塁から5番のタイムリーで先制すると、徳島も3回に1番&3番のヒット
などで2アウト2・3塁から5番のタイムリーで逆転。

　名電は4回に3番がヒットで出塁するが盗塁失敗後5番が歩き6番の
ヒットで1・3塁とするが7番が倒れ、その後は立ち直った森の前に1
安打に封じられ徳島の再三の追加点のチャンスを潰すが追い付けず。

　徳島の森が名電打線をねじ伏せた感じだ。