帝京大13点差を逆転しての9連覇達成

帝京大、逆転で9連覇=明大を1点差で下す―全国大学ラグビー

 今日 秩父宮ラグビーで行われた大学選手権決勝で、帝京大が
21-20で明治大に勝ち前人未到の9年連続大学日本一に輝いた。

 試合は前半インターセプトからのTで明治が先制すると帝京も
5分後にT&Cで逆転、直後に明治もTで再逆転し更に26分にもT&
Cで17-7として前半を終える。

 後半も45分に明治がPGを決めて20-7とリードを広げるものの、
ここから帝京が反撃し55分と67分にT&Cを決めて21-20とし最後
の明治の反撃を凌いで逃げ切った。

 ボール保持率は60-40で明治がリードし50分過ぎまでは完全に
明治ペースだったのだが、そこを凌いで相手反則からの切り返しで
2本のT&Cを奪って逆転したのだから帝京の底力を実感するもので
リードを奪った後は明治を自陣深くに押し込んで逆転する雰囲気を
与えないままだった。


 明治にしてみると成功率90%を誇っていたSO堀米航平が6分の
PGと8分&16分のコンバージョンという3つのプレースキックを外
したのに対し、帝京のSO北村将大も再三ゴロパンのキックミスが
あったり9分には右WTB木村朋也が危険なプレーでシンビンで一時
退場になるなどミスは出た。
 
 ただし同じミスでも挑戦者がミスをすると最後に響いて来ると
いう当然過ぎる結末になったわけだし後半の帝京の2Tは1本目が
自陣ゴール前で明治のマイボールスクラムでコラプシング、2本
目も自陣ゴール前まで攻められながらノットリリースザボールの
反則から切り返してのもので明治にとってはもったいない失点で
はあった。

 前半の両校の反則は帝京がオーバーザトップ、明治はノットリ
リースザボールだったのだが、後半に入ると帝京の反則が減った
のに対し明治は最後もノットリリースザボールのターンオーバー
での試合終了だった。

 こうしてみると苦境に陥っても慌てず騒がず相手ミスから一気
に切り返してトライを取る勝負強さは王者のメンタリティ全開だ
ったのに対し、明治は19年ぶりの決勝という事からか最後の20分
は疲弊していたようでボールを持っても自陣深い状況では敵陣に
すら入れず大健闘ではあったが悔しい負けだろう。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
残念です。 (さくらい)
2018-01-08 13:42:20
風もなく暖かく最高の観戦日和でした。
予想以上の善戦で精一杯の内容です。
20対7の時点で2トライ、ゴールで
逆転されるかと思いましたが悪い予感が的中。
やはり帝京の地力が一枚上でしたね。
今春には秋田の児玉を含めて19人の
スポーツ推薦の合格者が発表になっています。
帝京の壁は厚いが昨日の試合をきっかけに
明治復活を応援していきますので宜しくお願い致します。
 
 
 
あと1点が・・・ (こーじ)
2018-01-09 23:19:07
>さくらい様
 やはり1点差がとてつもない差になった形ですね。

 ただ帝京もトップリーグとの対戦ができなくなった事から多少はモチベーションダウンを起こし始めているかもしれませんね。

 来シーズンの付け目はそこいらですか。
 
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