ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
MLBのヒドイ解説
一昨日からMLBのプレーオフが始まっているが、国営放送の解説が
酷すぎる。 ‘日本には本当の野球評論家はいない、いるのはOBで経験
論を垂れ流しているに過ぎない’と私は いつも言っているが、 MLB中継を
見ていると特にそう思う。
昨日解説した本西は‘シカゴWソックスは一発長打が持ち味だが、ホーム
ランが出る代わりに単発で つなぎのバッティングをしなければダメだ’
‘ホームランで点を取るチームは怖くない’などホームランを毛嫌いする
ようなコメントが多い。
一昨日の解説・伊東勤は更に酷い。
ボストンが1回表にノーアウト2塁でペドロイアが初球を打って Pゴロに
倒れ、先取点が取れないと‘こういうビッグゲームでは先取点が大事
だから、送りバントをさせるべきだった’という解説をしていた。
ただペドロイアはイチローと並ぶシーズン最多安打を記録した打者、
そんな打者に1回からバントで1アウトをくれてやるのは もったいないし
バントするのは7回以降というMLBの常識が分かってない。
9月下旬に行われたクリーブランド戦でもベケットが打たれて 1-1から
1-3になった直後、なおも1アウト3塁で5番を迎えて通常の守備体型を
取っていたら‘もう1点もやれない状況なのに、なぜ前進守備を引かない
のか?’と怒っていた。
実際5番打者が1塁線へのゴロで3塁ランナーが還り4点目が入ったし、
その4点目が決勝点になったので伊東は以後もグチグチ言っていた。
しかし結果論だが5番の打球を前進守備で守っていたらタイムリーに
なった打球で2塁ランナーにまで還られてしまうではないか!
MLBでは‘野球は点取りゲーム’という意識でやっているので
‘点を与えない野球’の中心人物だった伊東には理解できないの
だろう。
ただ公共の電波を使って野球好きを
ミスリードする事だけは止めて欲しい。
高橋直樹もゲーリー・シェフィールドの個性的な打撃フォームを見て
‘普通のフォームで打った方が、まだ成績は上がると思うのですが’
などと今では誰も思わない事をグダグダ言っていた。
彼らに共通するのが現役時代に自分達がやってきた経験論を中心に
した解説だから‘少しはMLBのスタンダードを理解しているのだろうか?’
と思ってしまう。
それも理解できずに解説するのは
ちょっと酷い話だ。
国営放送もMLB中継はMLBでのプレー経験がある村上雅則やフリーの
スポーツライターなどにOB達と並べて解説させるぐらいの事をやって
欲しい。
MLB中継は音声を消してラジオを
聞くわけにいかないのだから!
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いかに日本のプロ野球が閉鎖的かというのが よく分かるし、それを支えているのが低俗なマスコミというのも証明されてますね。
一応CSや民放のBSでは、まともな解説者が多いようですけどね。