07夏の甲子園・第11日

 今日の結果

1:今治西6-2文星芸大付
 今治・熊代と文星・佐藤の投げ合いが注目された一戦は、
3回に文星がノーアウト満塁から暴投とタイムリーで2点を
先行する。
 昨年も2回戦で対戦しているが、この時は1回に文星が2点
先行しながら途中で打ち込まれ13-2で大敗している。
 だが今回は同じ2点先行でも佐藤のデキが素晴らしく、5回
まで今治はノーヒット。
 6回に1アウトから初ヒットが出ると、2アウト後にヒットと
3ベースで今治が追いつく。
 それでも文星打線は2回以降毎回ランナーを出して攻め立て
るが、3回以外はあと一押しが足りない。
 迎えた9回に1アウトから熊代がHRを放って勝ち越すと、振り
逃げやタイムリーで4点を挙げて突き放した。
 
 結局佐藤は前半から飛ばしすぎた感じだった。
 これでまたもや文星芸大はベスト8ならず。

2:帝京6-0智弁学園
 打ち合いが予想されたが智弁の内之倉が、帝京打線を恐れて
立ち上がりから四球連発。
 2回にヒット2本でチャンスを作ると、5安打を集中して4点を
先行。これで先発の垣ヶ原は楽になり毎回のようにランナーは
許すものの得点は与えなかった。
 
 2回戦の神村同様、帝京打線の振りの鋭さにビビってしまい、
際どいボールが投げられてもボールになって制球を乱すという
悪循環となった。

3:大垣日大8-3新潟明訓
 明訓の永井は、過去2試合で無失点。永井対大垣打線という趣
ではある。
 ところが肝心の永井が乱調で1回から毎回失点。
 これでは勝敗は見えている。
 結局明訓は6回に外野に退いたエースの代わりを打ち込み3点
返すのが精一杯だった。

4:広陵8-2聖光学院
 2回に広陵は3連打を含む4安打を集中して3点を先行すると、3回
には2アウトランナー無しから3連打と内野安打で6-0とする。
 実は広陵は翌日Qファイナルで今治西との対戦だから、なるべく
早目に勝負をつけて選手達を休ませないといけない。
 実際3回まで6-0になると翌日の事を考えて逃げ切りモードに
入ってしまいがちだ。 そこを付けなかった聖光学院は悔いが
残るかもしれないが自力の差はかなりあったと思うのだ。

 Qファイナルは
1:佐賀北ー帝京

2:今治西-広陵

3:長崎日大-楊志館

4:常葉菊川ー大垣日大
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今治西ベスト8 (さくらい)
2007-08-19 07:15:58
何とか勝ち上がりました。5回までノーヒットの嫌な展開。6回のワンチャンスにタイムリー。9回の熊代のホームランは見事だったですね。
智弁、予想どうり完敗でした。投手があれだけ逃げていては勝負になりません。佐藤ー帝京を見たかった。
大垣、広陵は順当に勝ち上がりました。
今日の佐賀ー帝京は勝敗は別にしてどこまで佐賀が戦えるか。広陵ー今治西、広陵有利だが、今治は3、4点勝負の接戦に勝機を。打てるチームではないが、攻撃陣の奮起を。
 
 
 
意外にも (こーじ)
2007-08-19 23:53:33
>さくらい様
 意外にも佐賀が勝ちました、大会史上に残る番狂わせだと思います。
 とはいえ帝京に信じられないミスの連鎖などなかったので、甲子園に来てから付いた勢いが本物になっている感じですね。
 今治は、熊代のワンマンチームという評価になってしまいました。
 あれでは今日勝ったとしても準決勝は厳しいでしょう。
 
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