1敗で並んで次のラウンドに進めなかったのはラグビーだけではない

豪、4戦全勝で1位通過=スコットランド8強、日本敗退―ラグビーW杯

 15ラグビーW杯は予選リーグの最終節を迎え日本が所属するプールBは
勝ち点11の2位・スコットランドがサモアに36-33で勝って、勝ち
点を15まで伸ばしグループ2位を確定させた結果 日本の予選グループ
落ちが決まった。

 残念ではあるが日本は持てる力を120%出したし、時間の明日早朝に
行われるアメリカ戦に勝てば3勝しながらベスト8に残れなかったチ
ームという事になる。

 今回のラグビー日本代表のように格上の強豪に勝ちながら、次の
ラウンドに進めなかったといえば五輪のサッカーと男子バレーを
思い出す。

 まず有名なのは96アトランタ五輪男子サッカーでブラジルとの初戦を
一方的に押し込まれながらラッキーなゴールで勝った‘マイアミの奇跡’
であるが、中1日で迎えた次のナイジェリア戦に0-2で敗れたのが響き
最終戦でハンガリーに2度もリードされながらロスタイムに逆転勝ちした
もののブラジルがナイジェリアに1-0で勝ったため3カ国が2勝1敗で
並びながら得失点差で3位になってベスト8を逃したもの。

 ナイジェリアとブラジルは負けた試合が0-1だったのに対し日本は
敗れたナイジェリア戦が0-2だったのが大きかったのだ。

 一方の男子バレーだが84ロス五輪では本来ならキューバ・ソ連・エジ
プトにカナダの順番で対戦するはずが、東側諸国のボイコットで前半の
2試合が中国とイタリア相手になった。

 アジア予選で0-2から逆転勝ちした中国相手の初戦を3-0で勝って
幸先のいいスタートを切った後、初戦で日本が苦手にしているカナダ
を3-1で破ったイタリアに0-2から逆転勝ちして連勝すると3試合目も
エジプトに3-0で勝ち3連勝となった。

 ところがベスト4まで2セットとなったカナダ戦は相性の悪さを露呈
して0-3で敗れてグループ3位が決まり、順位決定予備戦でもアルゼン
チンから1-3と逆転負けして中国との7位決定戦に勝って7位という
結果に終わった。

 風邪薬を飲んでドーピングに引っかかった選手が出てきたりして
チームが動揺する中での7位だったのだが、悔やまれるのはカナダが
初戦でイタリアに1-3で敗れていた事でカナダがイタリアに勝って
おけば日本はカナダに負けても2位でベスト4進出という形になって
いたのだ。

 こうしてみると今回のラグビーW杯でいえば初戦の相手が南アフリ
カではなくスコットランドだったら、今回と同じく初戦を勝って2試
合目の南アフリカに負けても残り2試合で連勝すれば自力で2位以内に
入れたわけで そういう意味でも不運だったと思う。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
憶えています!! (柴田真紀)
2015-10-12 23:04:51
ロスのバレーボールと、アトランタのサッカー。
特にサッカーは、実況してた当時TBSのアナの声が、ガラガラだったのを憶えています。
バレーボールのほうは、なんでイタリアに勝ったのに、こっちで負けるの~!? みたいな悔しさがありました。
思えば男子バレーは、あれ以来オリンピックに出られないか、出ても1勝もできてないですよね…
 
 
 
ロスのバレーも松下氏? (こーじ)
2015-10-13 22:58:29
>柴田真紀様
 そうだったのですか、松下氏はロスのイタリア戦も
担当していたのですね。

 当時カナダの監督は日本人の前田健でして妙に日本相手に張り切って痛い目に遭わせてくれてましたが、まさか初戦でイタリアに負けるとは思ってなかったのですが
3位決定戦でも敗れてますね。

 ちなみに88ソウルはエジプトと韓国に勝って最終的に
10位でして、92バルセロナはアメリカ相手に曰く付きの
3-1勝利を上げた後フランス・イタリア・スペインに敗れた
もののカナダ相手に0-2から逆転勝ちしてベスト8に入りました。

 そして旧ソ連との順位決定予備戦にフルセット&ファイナルポイントまでもつれ込んで3-2で勝ったのが最後の栄光ですね。
 
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