日本が圧倒的強さで当然受賞したノーベル物理学賞
ノーベル賞の季節になったが今年も梶田隆章氏がノーベル物理
学賞を受賞した。
それにしても物理学賞や化学賞といった理科系分野での受賞が
目立つのだが、梶田氏が最初に憧れたのは鉄腕アトムの お茶の水
博士だったというもの。
そういえば梶田氏の年齢が56歳で鉄腕アトムが最初 にOAされた
のは63年だからリアルタイムで見ていた世代で、アトムの活躍だけ
でなくアトムを教育した形の お茶の水博士の存在に憧れを持つのは
当然だろう。
鉄腕アトムの お茶の水博士以外にウルトラQの一の谷博士やウル
トラマンの岩本博士、ミラーマンの御手洗博士にサンダーバードの
ブレインズなど当時は万能な博士が よく登場していた。
アトム以前にもゴジラの山根&芹沢博士にラドンの柏木博士など
特撮作品には必ず科学者達が登場するのが‘お約束’になっていた
のだから、それを見て育った子供達が博士になりたいと思っても
不思議ではない。
何事も興味を持つには とっかかりが大事なのだがノーベル賞を
受賞した科学者達の憧れがアニメや特撮ヒーロー番組に登場する
博士がスタートだったというのを考えれば、手塚治虫や円谷英二
達も あの世で喜んでいるのではないかと思う。