W杯日本代表メンバー決まる

Ｗ杯代表に中村俊、岡崎ら＝ＧＫにベテラン川口選出－サッカー〔Ｗ杯関連〕(時事通信) - goo ニュース

　6月11日に開幕する2010年南アフリカW杯日本代表メンバー23人が今日
の14:00から岡田武史監督によって発表された。

　98年に三浦知良、02年に中村俊輔、06年は久保竜彦が落選するという
サプライズがあったが、正直言って順当なメンバーが選ばれた感じだ。
　意外だったのはGKの川口能活とFWの矢野貴章が選ばれた事か。

　とはいえ今回ぐらいワクワクしない代表メンバー発表は
初めてだ。　

　センターバックの中澤佑二と闘莉王のバックアップとして岩政大樹が選ば
れているが、どうしても彼らとの力の差があるし親善試合ですら使ってない
からコンビネーションも今ひとつ。

　93年に行われた94アメリカW杯アジア最終予選で左SBの都並が負傷して
まともにプレーできないのにバックアップの選手を作ってなかったのが最終
的にドーハの悲劇につながった。

　まだ記憶に新しい4年前はセンターバックの田中誠が大会前に負傷して
離脱したがジーコがバックアップ選手を選んでなかった。
　ところが急遽召集された茂庭が初戦のオーストラリア戦で坪井のアクシ
デントで出場するハメになり、試合慣れしていないためリズムを崩してしまい
最終的に残り5分で3失点して逆転負けした‘カイザースラウテルンの惨劇’
の原因の1つになった。

　それに対して02年の時はフラット3の要の森岡隆三がケガで不安視されて
いたが、代役の宮本恒靖が負傷交代した森岡の穴をしっかり埋めたのが
対照的だった。

　つまり‘○○がダメでも○○がいる’という安心感がないのだ。

　得点力不足を云々されている岡田ジャパンだがW杯のグループリーグは
勝てなくても引き分けを積み重ね運がよければトーナメントには進める。

　ならば点を取れなくても取られない事が大事になるが、今のメンバーでは
カメルーン・オランダ・デンマークを無得点に抑える事ができるイメージが
沸かないのだ。

　ボクシングでウエルターから6階級制覇したトーマス‘ヒットマン’ ハーンズ
が最初に世界に挑戦する前哨戦で元Jミドル級王者のエディ・ガソを1Rで
KOしたのだが、試合後に両者のコメントが‘驚いた’

　ガソの‘驚いた’はハーンズの あまりの強さに・・・だが、ハーンズは
これで元世界王者？と手ごたえがなさすぎての
‘驚いた’だった。　

　岡田監督は就任した時に‘世界を驚かすサッカーをしよう’と言ったが、
今のままでは‘このレベルでW杯に出られたのか’という
意味で世界を驚かせる事になりかねない。

　初戦のカメルーン戦まで34日。
　奇しくも12年前に岡田ジャパンの初陣のアルゼンチン戦と同じ日に初戦を
迎えるし、会場はラグビーの日本代表が95年W杯でニュージーランドから
17－145で惨敗したブルームフォンテーンのフリーステートスタジアムなの
だが・・・・・