日本男子バレー予想通り、順当過ぎる敗退

人気向上も実力不足を痛感… バレー男子、五輪出場ならず

 5月28日から東京体育館で行われていたリオ五輪男子バレーの
世界最終予選兼アジア予選は今日で5試合を終え、期待された日本
だが初戦のベネズエラに3-1で逆転勝ちしたものの中国・ポーラ
ンド・イランと3連敗したのに続き今日はオーストラリアにもスト
レートで敗れ2試合を残して敗退となった。

 昨年のW杯で11試合中5勝して6位に入りアジアのライバルである
イランやオーストラリアよりも上の順位だっただけでなく、石川
祐希や柳田将洋らの若手が活躍し出場権はアジア1位とそれを除く
3位までというレギュレーションだから大いに期待は高まった。

 ところが初戦のベネズエラに1セットを取られたものの逆転勝ち
したまではよかったが、相性の悪い中国相手にストレート負けし
早くも暗雲が立ち込める。

 若手が多い事もあり最初の2試合が日本よりランクが下の相手
だけに勝ち点1を落とすフルセット勝ちでもいいから、連勝スタ
ートで勢いに乗って週中の3連戦に臨むのがリオへの絶対条件と
考えていたのだが中国相手にストレート負けして勝ち点1すら取
れなかったのが今大会を象徴していた。

 そして迎えた3連戦の初戦は格上のポーランドだったたけに
勝ち点1を取れればと思ったのだが想定内のストレート負けで、
その後のアジア対決であるイラン&オーストラリア相手にも勝負
どころで痛いミスが出るなど取り切れずに勝負弱さを発揮して
2試合目の中国戦から4試合連続ストレート負けという屈辱だ。

 確かに昨年のW杯で日本はオーストラリアやカナダに勝って
通算5勝を上げて6位に入っていたのだが、やはり選手達の最大
目標である五輪への最終予選は極論すれば生死をかけた戦い
だからW杯のようにはいかないと思っていた。

 W杯ではアジアNo1のイランには2-0から逆転負けしているし
相性の悪い中国は出場してないわけで、日本が勝ったオースト
ラリアも今回は日本を徹底的に研究して臨んで来ると思ってい
たからマスコミが煽るようなものではなく勝ち点1が明暗を分
ける戦いになるというのは火を見るよりも明らか。

 にも拘わらずW杯と同じようなモードで入り全くの無策で敗
れた首脳陣の責任は大きいし、以前も記したように南部体制
擁立に携わった協会のトップは総退陣するべきだろう。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ミュンヘンへの道 (柴田真紀)
2016-06-03 00:07:08
忘れようみんな。もうミュンヘンの金メダルなんか、俺たちの心の中にしか残ってないんだ。忘れよう。忘れよう。(ゴジラ対ヘドラ調で)
 
 
 
お馬鹿な競技 (MAKOTO)
2016-06-03 18:13:50
バレーボールはまず日本でばかり世界大会を開催するのをやめるべきですね。会場はまるでアイドルのコンサート状態で緊迫感の欠片もありません。いつまでこんな茶番を繰り返すのでしょうか?ほんとお馬鹿な競技ですよ。
 
 
 
全くですね (こーじ)
2016-06-03 21:23:38
>柴田真紀様
 全くその通りでミュンヘンの栄光は現在では却って
足かせにしかなってない気がしますよ。

 まるでギャンブルで一発当てたばかりに嵌ってしまい
オケラになった感じですか。
 
 
 
ああなると (こーじ)
2016-06-03 21:26:15
>MAKOTO様
 ホントあれではアイドルのコンサートの合間にバレーをしている感じですからね。

 ああいう雰囲気に慣れていると五輪などの試合では、
かなり違和感があると思いますよ。

 ヤ○ザ3兄弟を売り出したTV局も一枚噛んでますから、
やはり奴らの考えはスポーツに対するリスペクト感が全くないですよね。
 
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