高山、IBF王者に=日本人初の3団体制覇(時事通信) - goo ニュース
日本時間の今日メキシコで行われたIBFミニマム級タイトルマッチで6位の
高山勝成は王者のマリオ・ロドリゲスに3Rのダウンを跳ね返し3-0の判定勝ち
で日本では新垣論以来のIBFタイトルを奪取すると共に、92年4月に平仲昭信
がメキシコでエドウィン・ロサリオを1RでTKOして以来の海外での世界タイトル
奪取となった。
実は この日はモナコで元WBA暫定Sウエルター級王者の石田順裕がWBA
ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキンに挑戦したものの、3Rに右クロスを被弾
してKO負けしていただけに高山の快挙は嬉しいものだ。
高山は07年に新井田豊とのWBAミニマム級王座統一戦で敗れてから5連勝
した後に09年7月に新井田からタイトルを奪取したローマン・ゴンサレスに挑戦し
判定負けしたものの善戦している。
その後 当時日本で認可されてなかったIBFタイトルに挑戦するべく活動拠点を
海外に移して戦い南アフリカで2度挑戦したものの失敗し、フィリピンでの挑戦者
決定戦でも微妙な判定負けを喫するなど苦汁をなめていた。
だから今回ロドリゲスへの挑戦も石田の挑戦に比べて注目度は低かったが、
見事にメキシコでタイトルを奪取し海外世界挑戦の連敗記録を止め、4月1日
から認可するIBFタイトルを奪取と二重の意味で注目を浴びる事になったから
苦労も報われたろう。
石田の場合は残念ながら王者が強過ぎた形だから仕方ないが、アメリカで
無敗のジェームス・カークランドを1RでKOしポール・ウィリアムズやディミトリー
・ビログらの強豪と対戦しただけでも凄い事。
5月にはWBC:Sフライ級王者の佐藤洋太がタイでの防衛戦に臨むが、日本人
ボクサーも どんどん海外に出かけて名を売って欲しいものだ。無