先日OAされた電光超人グリッドマンの9話に登場する怪獣は
シノビラーで、その名の通り忍者のように神出鬼没で2本の剣と
手裏剣光線を武器とし分身能力がある。
直人や武史らが通う塾のコンピューターに侵入してコンピュー
ターから洗脳光線を講師や子供達に浴びせ意のままに操るという、
これまでにない能力を持った怪獣ではないか。
これまで登場した怪獣達は基本的にコンピューターワールドの中
でのみ破壊工作をしていたわけだから一般の人々には存在を知られ
る事はなかったのだが、初めてシノビラーは直接一般人に影響を与
えた怪獣という事になるだろう。
もっともシノビラーを藤堂武史が作った理由というのは通ってい
る塾の成績が落ちたため、他の生徒の成績を落とさせるために欲望
のままに行動させるべく洗脳させるためのもの。
ただシノビラーのようなキャラはコンピューターワールドという
特殊空間の中では大いに威力を発揮しそうで、分身の術で円陣を作
り全方位からの攻撃でグリッドマンを圧倒するシーンなど顕著だろ
う。
グリッドマンとの戦闘がもう少し長く描けていたならネクサスの
ダークフィールドのようにコンピューターワールドを自らの有利な
空間として更なる攻勢に出る事ができたろうし、これこそコンピュ
ーターワールド内の戦いがメインであるグリッドマンならではのシ
ーンではないかと思ったりする。
グリッドマンも今回はグリッドマンソードがなければ勝てなかった
相手になるだろうし、こういった面では新兵器を投入しやすいエピソ
ードになるのではないかと思うのだ。
ウィキによればシノビラーは以後2度にわたって登場するようで、
そういう意味でもグリッドマンの世界に相応しいキャラではないだろ
うか。