ウルトラマンネクサスEp33・忘却-A,D、2004では劇場版
ULTRAMANとネクサスの間に起こった事が語られるわけで、
これまでULTRAMANで起きた事件がネクサスの中で無視され
て来た理由が今回と次回で遂に分かる内容である。
ネクサスの舞台は2009年という設定でULTRAMANでウルト
ラマンとビースト・ザ・ワンが戦ったのは2004年だから5年の
月日が経っているのだが、語られるのは新宿大災害という形でウ
ルトラマンの戦いは封印されており世間一般の人達はウルトラマ
ンの存在を知らないという事になっていた。
ネクサスは1話完結ではなく長編モノなので物語の中にいろんな
伏線が散りばめられており、回が進むにつれて謎が解き明かされて
いく快感がある。
そんな中で今EPにはURTLAMANに登場した水原沙羅がTLT
北米本部の査察官としてTLT‐Jにやって来るわけで、彼女の存在
がULTRAMANとネクサスの世界をつなぐ事になっていく。
水原沙羅といえば04年当時は対バイオテロ組織BCSTの科学
担当官として活躍していたものの恋人の有働貴文がビースト・ザ
・ワンに変貌していく姿を目の当たりにしていたし、真木舜一が
最初のデュナミストとしてウルトラマン・ネクストに変身してザ
・ワンと戦った一部始終を目撃している張本人。
劇場版に登場したキャラが本編にゲスト出演するのはウルトラマ
ンダイナのキサラギ博士やメビウスのジングウジ・アヤらが思い浮
かぶが、水原沙羅は物語の謎を解明するキーマンという立ち位置な
ので彼女の登場は余計に物語の進展を期待する事になる。
こうした中で溝呂木眞也が死ぬ前に凪に語った裏切り者の存在が
俄然現実味を帯びる中、ナイトレーダーの隊員達もTLT上層部に
疑念を抱き石堀がTLT北米本部のコンピューターにアクセスする
事に成功し僅かながらダウンロードした映像が新宿でのザ・ワンと
ウルトラマン・ネクストの戦いだった事を知り隊員達が愕然とした
ところで次回に続くという展開で終わる。