進歩のないスポーツマスコミ

　今週の火曜と水曜は、ハンドボールの北京五輪アジア予選の
やり直し予選が行われた。
　傑作なのが俄ハンドボール特集が組まれたりして、韓国との
実力差があるにも拘らず‘五輪出場は、大丈夫’というムードを
煽っていたマスコミ。
　典型的なのが水曜日に男子ハンドボールと、サッカー岡田
ジャパンの親善試合が行われたのだが、当然のように真剣勝負の
ハンドボールに対し調整試合に すぎないサッカーでは注目度が
天と地の差になるのは当たり前だ。

 　なのにゴシップ新聞に‘岡田ジャパン、ハンドボールに完敗’
などの見出しが踊った。
　サッカー界も悠然としていればいいのに‘代表戦で3万人を割るのは
由々しき事態’などと煽られてボヤイているのだ。
　岡田監督は‘ヨーロッパでは、代表の親善試合が平日に行われても
1万人ぐらいしか入らないのは当たり前’と言っていたが実際に
これまでどんな代表の試合でも満員になっていた方がおかしいという
のが分かってない。

　かつてJリーグブームの頃、Jリーグが開幕した頃にプロ野球は
プレシーズンゲーム。
‘サッカーは数万人の観客を集めているのに、プロ野球は1万人を
割っている’などと報道していた。
　過日のハンドボールとサッカーの比較論は、サッカーとプロ野球の
比較論を思い出す。

　　まったく‘この国のマスコミは、ア○ばかりだ’

と絶望的になる。