ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
鏡京太郎⇒岸京一郎⇒紅健一郎
先日亡くなったミラーマン=鏡京太郎を演じた石田信之氏は、他
の特撮作品でもインパクトの強いキャラを演じている。
ミラーマンの姉妹版ともいえるジャンボーグAの大阪編でPATの
岸竜蔵隊長の弟・京一郎としてゲスト出演すると、操縦者の立花ナ
オキがキックボクシングで戦う時に左のガードが甘い事からジャン
ボーグAの戦い方を見てナオキが操縦している事を見抜く。
エメラルド星人はナオキがわがまま過ぎる事からジャンボーグA
の操縦者を解任し、操縦者に指名されるもののPATヨーロッパ支部
隊員としての立場と‘PAT隊員としてPATの武器で戦う’と固辞して
最後はジェットコンドルでジャンボーグAの戦いを援護して勝利に
導くなどオイシいキャラだった。
この時に演じたキャラの名前が‘京一郎’で‘鏡京太郎’から取った
のは明白だった。
もっとも当時は同じ会社の作品で旧作の主役が微妙にキャラ名を
替えてゲスト出演するケースがあり、例えば戦えマイティジャック
ではMJ号を敵組織Qに奪われた源田明の前に風来坊・弾超七として
ウルトラセブンでモロボシ・ダンを演じていた森次晃嗣が登場し奪
回作戦に協力している。
また快傑ライオン丸ではスペクトルマンの蒲生譲二を演じた成川
哲夫が蒲生城太郎として、獅子丸達をサポートした事もあったわけ
で石田氏が演じた岸京一郎もその流れだろう。
一方スーパーロボット・レッドバロンでは紅健一郎博士を演じ4
年の歳月をかけて鉄面党の侵略に対抗するロボット・レッドバロン
を作り上げ、弟の健に操縦を託す一方で鉄面党に拉致されると協力
を拒否したため人間爆弾にされて弟の目の前で爆死する。
ネーミングが鏡京太郎から始まり岸京一郎になり紅健一郎だから、
何かと似たようなネーミングの流れである。
このEPは名ライター・上原正三の作品だが翌年メインライターを
務めた電人ザボーガーもザボーガーを作った大門勇博士が、Σ団への
協力を拒否して殺害され息子の豊が父の遺志を継いでザボーガーと
共にΣ団と戦うという似たような展開になった。
こうしてみると石田氏がゲストとして演じたキャラは他の作品に
影響を与える印象深さがあると実感するのだ。
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中村氏のインタビューでは、石田氏と事務所が一緒だったから、との記載がありましたが、当時立花氏は「芸映」に所属していたので、中村氏の思い違いではないのか? とずっと思っているんです。
このへんのところも石田氏に詳しく伺いたかった! と悔やんでいます。
ジャンボーグ大阪編は、最初から春休みスペシャル として企画されて、「ミラーマンの石田信之君も出るよー」と言ってるし、イベント性が高かったと思います。スタッフがミラーマンのメンバーで、和也の出す貯金箱がミラーマンだったり、ナオキがばら蒔くチラシにミラーマンが描いてあったり、明らかに意識していたんだろうと思いますが、まさか後半、世界観まで一緒になるのなら、京一郎は温存しておいて、後半ミラーマンとA+9の共闘が見たかった、と思ったり。
どっちにしても、中村氏が主人公だったら味わえなかったと思われる、12-13話の教会でのナオキと京一郎のやりとりは、ダブルイケメンでウハウハしてしまいます~♥
たしかにジャンボーグAはミラーマンと同じ淡豊昭氏が
プロデューサーでしたし、大全によればミラーマン兄弟という設定もあったようですね。
京太郎の弟が登場しますが京太郎と違ってやんちゃ系だったとかで、何となく立花ナオキと被りますね。
ちなみに岸京一郎が登場する大阪編は関西で必ずヒーローが苦戦するというジンクスまで踏襲してますね。
これら全て宣弘社という同じ会社の作品ですからね。
似たような要素は出るでしょう。