08夏の甲子園・第15日

　第15日:壮絶なる‘智弁劇場’

　第1試合:常葉菊川13－10智弁和歌山

　2回に智弁は1アウト2塁から相手のミスで先制すると、5回には2アウト
満塁から押し出しで2－0と一方的な展開になるかと思われた。
　ところが その裏ノーアウト1，2塁からエラーで1点を返すと1番のショート
への打球が跳ねてタイムリーになり3－2と逆転。
　6回には菊川がノーアウト1，2塁カウント0－3から3ランを放ち更に7安打
4四死球を集めて一挙10点。
　智弁も8回に2本の3ベースを含む5安打を集中し4点を返すと、 9回には
ヒット・四球・3ベースで2点を返すと1番の2ランで3点差。
　なおもノーアウト1塁だったが、1，2塁間のヒット制のゴロを 2塁手がファ
インプレーで併殺を完成し逃げ切った。

　集中打の菊川とド迫力打線の智弁という両チームが共に15安打を放ち、
がっぷり四つに組んだ好勝負だった。
　両チームに拍手を送りたい。　

　第2試合:横浜15－1聖光学院

　2回に1アウト1，3塁からタイムリーと犠牲フライで先制した横浜に対し、
聖光も5回に1アウト2塁でタイムリーが出て1点を返す。
　ところが、その裏に2アウト2塁からタイムリーで1点を追加すると 5回には
2アウト2塁から4番・筒香の2ランで突き放し、6回には またしても筒香が
今日2本目のHRが満塁HRとなり この回6点を挙げ勝負を決めた。
　横浜はエースの土屋が初戦の浦和学院戦や広陵戦で打ち込まれて
いたが、一昨日の仙台育英戦あたりから調子が上がってきたようだ。
　明日の大阪桐蔭戦が楽しみになってきた。