W杯女子バレー、五輪に期待を持てる4位

日本、五輪持ち越しもアメリカにストレート勝ちで4位/バレー(サンケイスポーツ) - goo ニュース

 ロンドン五輪の出場権をかけたバレーボールW杯女子大会は今日が最終日。

 日本は世界ランキング2位のアメリカと対戦し3-0で勝ったものの、その前の
試合で中国がドイツに3-0で勝ったためアメリカに勝っても4位確定だったが
それでもアメリカにストレート勝ちした事は価値がある。

 今大会で3位に入ればロンドン五輪の出場権が取れるのだが、そのためには
負けられるのは2敗までで3敗すると厳しいと思われていた。

 にも拘らず肝心な初戦で7位のイタリアに1-3で敗れての黒星スタートとなり、
アルゼンチンに勝ったものの‘天敵’である中国にフルセットの末2-3で敗れる。

 その後アルジェリアとドミニカに勝ったものの7位のセルビアには0-3で敗れ
3敗目を喫し3位以内は絶望だと思われていたが、韓国に勝った後にランキング
1位のブラジルを3-0で下して勢いに乗りケニアとドイツに連勝して3敗をキープ
しての今日だったのだ。

 実は前年行われた世界選手権では日本は3位に入っている。

 1次ラウンドでポーランドに3-2、セルビアに3-1で勝ち5連勝で2次ラウンドに
進出。

 2次ラウンドでは中国とロシアに1-3で敗れたもののトルコと韓国に勝って2位で
Sファイナルに進出しブラジルに2セット連取しながら逆転負けしたが、3位決定戦
でアメリカに3-2で勝ち3位に入っていた。

 日本は開催国なので1次ラウンドは比較的楽な相手と組めるのだが2次ラウンド
ではそうはいかない。

 中国とロシアに敗れて2敗したのだが中国が1次ラウンドでロシアだけでなく韓国
やトルコにも敗れて既に3敗していたので1次ラウンド全勝の貯金で4勝3敗だった
3位のセルビアに星1つの差を付けての2位通過だった。

 それを考慮するとイタリア・ドイツ・オランダ・キューバとの対戦がなかったわけだ。

 世界選手権は6カ国1組で4つのグループを作り4位までが2次リーグに進出。
 2次リーグでは8カ国1組で1次リーグの対戦を持ち越して4試合を行い2位までが
セミファイナル進出というレギュレーションだった。

 それに対してW杯は12カ国が1回戦総当りで対戦するので世界選手権では対戦
が なかったイタリア・ドイツとの対戦が注目だったし、前年の世界選手権優勝の
ロシアがヨーロッパ予選で敗れているので3位以内に入るチャンスではあった。

 ただし今回のW杯で中国が3位に入って出場権を獲得したのでアジア予選を勝ち
抜く可能性は高くなった。

 ちなみに五輪は前回まで12カ国を2つのグループに分けてリーグ戦を行い上位
4位までがベスト8に進出し、ベスト8からは両グループの順位でタスキがけで対戦
する。

 となれば本番ではなるべく2位以内に入らないと最大のヤマ場であるベスト8が
厳しくなる。

 しかも日本開催の世界選手権やW杯と違い五輪本番では試合開始時間や対戦
順のアドバンテージがないだけにイタリアやセルビアには勝っておきたかった感が
拭えない。

 だから残り8ヶ月で どこまで進化できるかでロンドンでのメダル獲得の可能性が
高まるし、少なくともアテネや北京の頃よりはレベルアップしているのが分かるから
期待をしてみたい。

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