後に再登場する8体目の怪獣メタラス

 17日深夜にOAされた電光超人グリッドマン11話には鋼鉄怪獣
メタラスが登場した。

 メタラスは全身が鋼鉄に覆われた胸の発光体からバリアを発生
させることで光線技を跳ね返し、右手の鋏と左手の鎌を用いた近
接戦闘を行う怪獣だ。

 これでグリッドマンは11話となり12体の怪獣が登場しているの
だが11話まで登場した怪獣の中で3話の火山怪獣ボルカドンと、8
話の冷凍怪獣ブリザラーに10話の地底怪獣テラガイヤーの3体以外
は後に復活して登場するわけだ。

 グリッドマンは低予算で作られたという事情に藤堂武史が作り上
げているわけだから既存の怪獣を復活させたり、パワーアップさせ
て再登場させる事もできるわけだから製作事情や設定上からも怪獣
の再登場といっても理にかなっている。

 再登場する円谷作品の敵キャラといえばミラーマンの初期に登場
したアイアン、キティファイヤー、ダークロン、マルチ、ゴールド
サタンの5体が有名だ。

 当初ミラーマンの敵はインベーダーが正体を現した姿という設定
なのでアイアンやキティファイヤーのような個体がいてもおかしく
ないし、それこそが特徴だったのだが怪獣の再登場というのは仮面
ライダーをはじめとした東映等身大ヒーローの定番だった。

 これは仮面の忍者赤影の根来編と黄金の仮面編で赤影が倒した怪
獣達が復活して襲撃したり、キャプテンウルトラでも2クール目の
終盤に宇宙怪獣軍団が襲撃して来るというエピソードが元祖だろう。

 70年代に入ると仮面ライダーや変身忍者嵐に人造人間キカイダー、
超人バロムワンなどでもおなじみになったパターンだが基本的に再
生怪人達はパワーアップされて復活したはずが妙に弱かった。

 円谷でもウルトラQでペギラとガラモンがウルトラマンではバル
タン星人を筆頭にレッドキングやテレスドン、ドラコらが再登場し
ておりバルタン星人とレッドキングはそれなりだった反面テレスド
ンやドラコは弱かった。

 つまり再生怪獣は弱いというイメージがあるし人気のあるキャラ
ならまだしも、存在感が今ひとつのキャラが再登場すると子供達は
拒否反応を示すわけだから意外に再生怪獣は難しいと思うのだ。

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