作新学院、倉敷商破り2回戦へ=鳴門はサヨナラで42年ぶり勝利―高校野球(時事通信) - goo ニュース
雨で1日順延されて迎えた第3日だったが、第2試合の途中から降り始めた
雨が第3試合の近江-高崎戦の途中から激しくなり3回裏の時点でノーゲームと
なり第4日の第4試合に組み込まれる事になった。
第1試合は四国大会優勝の鳴門に21世紀枠の洲本が挑む。
共に選抜優勝経験のある両チームだが一昨年甲子園を経験している鳴門に
一日の長があるだろう。
第2試合は昨夏ベスト4でメンバー5人が残っている作新学院が中国大会準
優勝の倉敷商の挑戦を受ける。
共に打てるチームだけに打ち合いになりそうだが、倉敷商打線が作新の大谷を
どれだけ打てるかが焦点。
第1試合:洲本 1⑩2 鳴門
2回に2アウトから連打でチャンスを作ったものの無得点だった洲本は4回にも
先頭の3番が内野安打で出塁し4番が併殺に倒れた後、5番が死球で出塁すると
6番の3ベースで先制する。
これが洲本にとっては何と優勝した53年選抜決勝の6回に挙げた1点以来25
イニング目の得点だったのだ。
先制して勢いに乗る洲本は5回に1アウト2塁、6回にも1アウト1・2塁のチャン
スを迎えるが後藤田が踏ん張って追加点を与えない。
一方5回まで島垣に1安打に抑えられていた鳴門は6回に先頭の2番が3個目
の死球で出塁すると盗塁しバントで1アウト3塁から4番がライト前に弾き返して
追いつく。
それ以降も むしろ洲本の方がヒットのランナーを出して押し気味だったが得点
できず今大会初の延長戦に入った10回に鳴門は先頭の8番・後藤田がヒットで
出塁してバントで2塁に進み1番が左中間を破ってサヨナラ勝ちした。
終わってみれば洲本が8安打に対し鳴門は延長の2本を含めて4安打と洲本が
押し気味で鳴門の後藤田が踏ん張り1点で凌いだのが勝因だろうが、惜しむ無
くは四球は出さなかったものの死球が4と島垣のリズムを崩した形だ。
第2試合:作新学院 7-3 倉敷商
倉敷は1回に3連打でノーアウト満塁からショートゴロ併殺で先制すると2回にも
ヒットと死球に暴投で追加点を挙げると8番のタイムリーで3-0とリードを広げる。
作新は その裏に6・7番の長短打に死球を絡めて2アウト満塁から2番のタイム
リーで2点を返すと なおも2・3塁から3番の1塁への内野安打で2者が還り逆転
すると3回と4回にタイムリーで追加点を挙げて6-3とし7回にも決定的な7点
目を挙げ、大谷も3回以降立ち直り倉敷商打線を2安打に抑えて逆転勝ち。
終わってみたら作新の自力が1枚上だった形だが、倉敷は2回に1点差で
なおも2アウト2・3塁からの1塁ゴロで投手がベースを踏み損ねる連携ミスで
2塁ランナーまで還られたのが試合の流れを替えたようだ。