逆転サヨナラ勝ちの場合は同点打の選手もヒーロー

 今日 福岡で行われたホークス対ライオンズ戦は9回表を終わって2-4と
リードされたホークスが9回裏に川崎の2ベースで1点差に追い上げると、
オーティスの犠牲フライで同点になり最後は小久保がレフト線へサヨナラ
タイムリーを放って劇的な逆転サヨナラ勝ちを演じた。

 当然のようにサヨナラタイムリーを放った小久保がヒーローインタビューを
受けたのだが、個人的に同点の犠牲フライを打ち上げたオーティスも
ヒーローインタビューに呼んで欲しかった。

 というのもサヨナラ打を打った打者よりも、土壇場で同点タイムリーを
打った打者の方がプレッシャーがかかっていると思うのだ。

 思い出すのが83年8月12日に後楽園球場で行われた首位攻防戦のジャイ
アンツ対カープ戦で(確か)山根に完全に抑えられ 0-2とリードされていた
ジャイアンツが9回裏2アウト1塁?で淡口憲治が同点2ランを放って追い付
くと、延長でヘクター・クルーズがサヨナラタイムリーを放ち3-2で勝った。 

 また同じ83年11月1日に後楽園球場で行われた日本シリーズ G3では
3-4と1点リードされたジャイアンツが9回裏2アウトランナー無しから篠塚・
原が連打でチャンスを作りレジー・スミスのタイムリーで追い付くと、最後は
中畑清がサヨナラタイムリーを放ち逆転サヨナラ勝ちした。

 いずれもヒーローインタビューはサヨナラタイムリーを放ったクルーズで
あり、中畑だった。
 しかしサヨナラの流れを作ったのは まぎれもなく同点打を放った淡口で
あり、スミスである。

 共に自分がアウトになれば試合は終わるというプレッシャーを跳ね除け
ての同点打だから価値があるし、打たれたピッチャーや追いつかれたチーム
にしてみれば あと1人で追いつかれるのは凄いダメージである。

 サヨナラ打というのは そういう追いついた勢いで行けるので意外に気楽
ではある。

 当然のようにサヨナラ打を打つのもプレッシャーがかかるだろうが、仮に
アウトになっても延長戦になるだけ。
 アウトになると試合が終わるプレッシャーに比べれば楽なものだろう。

 そんなワケでヒーローインタビューにはサヨナラ打を放った選手だけで
なく、プレッシャーを跳ね除けて同点打を放った選手も呼んで欲しいと思う
のだ。

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