松井秀喜2000本安打達成に思う

 今日のシアトル戦で松井秀喜が日米通算2000本安打を
達成した。
 昨年のケガさえなければ、もっと早く昨年中には達成
していたのではと思えるぐらいだし本人にとっては通過
点に過ぎないとは思うが、1つの通過点だけにやはりめ
でたい話だ。
 ホームランバッターのイメージの強い松井だが、MLB
移籍からはクラッチヒッターの能力に磨きがかかってい
るようだ。
 基本的にホームランバッターは意外に脆いところがあ
る、だからホームランバッターを揃えた打線というのは
一見華やかだが勝負弱い側面を持つ。
 長嶋ジャイアンツや04年以降のNYヤンキースがいい例
である。
 だからこそヤンキースでの松井はクラッチヒッターの
要素が求められているのだ。
 実は長嶋茂雄は松井が入団した当初‘王二世’と言っ
ていたが95年あたりから‘ジョー・ディマジオのような
三冠王を取れるオールラウンダーにしたい’と言ってい
たのだ。
 どうしてもホームランバッターの要素が強かった99年
までは周囲の‘4番待望論’に対して頑なに4番にしなか
ったのだが00年から遂に4番になった。
 これは松井のクラッチヒッター化が完成した事を意味
するのだ。事実01年に首位打者を取り、02年にホームラ
ン50本を打ち三冠王まであと一歩に迫っている。
 クラッチヒッター化してなければ2000本安打はまだ
先の話になっていただろう。
 クラッチヒッターの顔があったからこそヤンキースで
も成功したと思う。5番や4番を打てるのがいい例ではな
いか!
 つまり4番、5番に最も求められるのはホームランでは
なく打点なのだ。
 日本では4番=チーム一の強打者=ホームランバッター
という何とかの一つ覚えのような固定観念を覆すために
も松井にはこれからもクラッチヒッターの側面を磨いて
欲しいものだ。
 ただファンは贅沢なもので豪快なホームランの魅力も
求めて欲しい気もするが、それはヤンキースを出る事が
あったらという事に違いない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
若手だと (屯田兵幸雄)
2007-05-09 18:32:45
思ってたけど、いくつ? 同期は誰?





来年、松井対松坂が 日本で開幕戦があるらしい?けど



騒ぎすぎないように
 
 
 
74年生れですよ (こーじ)
2007-05-09 22:20:47
>屯田兵幸雄様
 MLBでは30代前半は、まだまだ若手です。
 40近くならないとベテランではありませんし、そもそも
日本は晩節を汚さず的な発想で早く引退させ過ぎです。
 だからみなさんMLBに行くケースが多いのですよ。
 ボストン対NYの開幕戦といっても本当は騒ぐほどでは
ないですね。本気モードは夏過ぎからですから。
 
 
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