BS最初のボクシング生中継は

 先日アップした89年6月12日にラスベガスのシーザースパレ
スで行われたWBC:Sミドル級タイトルマッチ、シュガー・レイ
・レナードvsトーマス・ハーンズ第2戦は引き分けに終わったの
だが、この試合を中継したのはNHKのBS‐1だったのだ。

 それまで海外で行われるボクシングのビッグマッチは基本的に
TV東京が独占的にOAしており8年前の81年に行われたレナード
vsハーンズ第1戦もTV東京がOAしており、マイク・タイソンが
初めてタイトルを奪取した頃の試合も然りだったわけだが当時
の福岡にはTV東京系がなくレナード vsハーンズ第1戦以外は見
る事ができなかった。

 だから88年の3月下旬から上京し蒲田で働き始めるとTV東京が
見られるので、88年11月に行われたドン・ラロンデvsシュガー・
レイ・レナード戦も見る事ができた。

 当時レナードが戴冠後にWBOタイトルを奪取したハーンズと
再戦があるのでは?と言われていたので、当然ながらTV東京で
見られると思っていたのだが意外にもBS-1での中継だったので
ビックリ!

 その頃のNHKの衛星放送といえば電波事情で視聴困難地域の
ため
のチャンネルというイメージと、カルガリー&ソウル五輪で
日本
人選手が絡まない種目の中継をしていた事で認識していた
ぐらい
だったので気にもしてなかった。

 ところがボクシングのスター選手同士のビッグマッチの生中継
をするとは思わなかったし、BSを見るには専用アンテナを立て
たりBSチューナーを後付けで付けるなど手間と経費もかかるた
め蒲田時代の私には手の出ない代物だったのだ。

 実際に当時の衛星放送は一般の家には高嶺の花で見られるのは
営業所などが主だったわけだから、ボクシングの海外のビッグマ
ッチは金を払わないと見られない時代になるのか…と思ったし実
際に専門誌の読者の投稿欄でも同じような声が掲載されていた。

 しかし逆に言えば金さえ払えばいい試合が見られるようになる
わけで2年後に民間の衛星放送WOWOWが開局すると、看板番組
のWOWOWエキサイトマッチが始まり今でも続いているのを見
ると海外のボクシングを見たい人が多いというのが分かる。

 もっともWOWOWが開局するまでの衛星でのボクシングはBS
-1がマービン・ハグラーの試合などを中心に思い出の名勝負的な
企画が中心で、他の試合は日本TVなどが深夜にフリオ・セサール
・チャベスの試合などを録画中継していたのを思い出す。

 その後コチラでは93年からTV東京系が見られるようになり翌
94年にBSチューナー付きのTVを購入したついでにWOWOWに
も加入したので海外の凄い試合は、ほぼ全て見る事ができるよう
になったわけで正直言って今の時代の方がありがたくはある。

 今では他のスポーツ中継も特に民放地上波でのOAがなくなり、
あってもロクでもない内容の番組ばかりだから本当のスポーツ好
きはBSが必須アイテムになっているし個人的にもBSなしの生活
は考えられな状態になっている。

 

 

 

 

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